今回は、SNSを起点に広がる“トレンド”をいかにマーケティングに活かすかに焦点を当てた特集をお届けしました。SNS上の情報の流れは日々加速しており、今日話題になったコンテンツが明日には忘れ去られる─そんなスピード感が当たり前になりました。生活者の関心が「今」に集中する中、ブランドや企業が注目を集めるためには、いかにしてこの流れに乗るかが問われています。
そうした中で近年注目されているのが、ネットミームやSNSで生まれた瞬間的な盛り上がりを的確に捉え、巧みにプロモーションへと昇華させるアプローチ。今回編集部は、「ミーム・マーケティング」と題し、話題化に成功した具体的なミームやトレンドの活用事例を紐解きながら、その裏にある組織体制や意思決定のプロセス、そして“ノリ”から見える戦略の実像に迫っています。
また、炎上リスクへの備えや、現場で日々トレンドと向き合う担当者たちのリアルな声を通じて、ミーム・マーケティングの本質を探りました。変化の激しいSNS環境を味方につけるために必要な視点とは何なのか。今この瞬間のトレンドや空気感を企画に取り込んでいくためのヒントを調査しています。
“熱量”と“設計”で挑む
クリエイターがみるミーム活用
SNS発のカルチャーとして定着...