企業やブランドの"顔"その力とは
企業やブランドの顔となり、生活者との関係を築くうえで大きな役割を果たしている企業キャラクター。ときには店頭販促物となって生活者の目に留まり、ブランドを手に取るきっかけとなり、さらにSNSやリアルイベントではファンとのコミュニケーションのハブにもなり、企業と生活者の距離をぐっと縮めてくれる存在です。
今回は、そんな企業キャラクターが持つ可能性に注目。ブランド価値を高める存在として、どのように育てられ、活用されているのかを探りました。企業やブランドの顔として、生活者の心をつかみ続ける“キャラクター”の持つ力を見つめ直す特集です。
キャラクターづくりのプロが語る「愛される」存在になるためのポイント
そもそも、企業キャラクターはなぜこれほどまでに人々の心をつかみ、愛される存在となったのでしょうか。そして今、その存在はどのように企業のマーケティングやブランド価値の向上に貢献しているのでしょうか。まずは、キャラクターマーケティングを専門とする大妻女子大学の野澤智行氏に、企業キャラクターの役割とその進化について解説してもらいました(記事はこちら)。
情報過多の現代において、企業キャラクターはブランドの理念や魅力を伝えるうえで、重要な存在として注目されています。野澤氏は、キャラクターは生活者の記憶や感情に残る“ブランド体験”を生み出す、有効なコミュニケーション手段だといいま...