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ショッパーインサイト大予測2025

コロナ禍以降、初めて試食販売を再開 「煮豆はもう売れない」を覆す戦略とは

  • 小山裕志氏(フジッコ)

「ふじっ子煮」や「おまめさん」を販売するフジッコが2024年11月、中間決算説明会において2022年から2024年度に向けて20億円近く売上が伸長していることを発表。2024年度の経営方針では「守りから攻めへ」というスローガンを掲げている。従来から店頭販促にも注力している同社の売り場戦略について、豆事業部の小山裕志氏に話を聞いた。

フジッコは、「ふじっ子煮」や「おまめさん」など昆布事業と豆事業で成長してきた企業だ。しかし近年、煮豆の喫食機会が減少。それを受け、2024年度の経営方針では「豆事業全体の浮上」「昆布事業のさらなる強化」など6つのテーマを掲げた。

特に、豆事業全体の浮上においては販売強化プロジェクトを開始。「プロモーションと連携した店頭露出度の向上」「POSデータを活用した棚割提案」「丹波黒黒豆の通年販売強化」「新たな用途開発」を軸に営業活動を行ってきた。

テレビCMと売り場の連携試食販売の再開が好調

フジッココア事業本部豆事業部の小山裕志氏によると、販売強化プロジェクトにおいて特に注力したのは「プロモーションと連携した店頭露出」。テレビCMなどの大型プロモーションにあわせて、店頭露出を最大化することを…

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ショッパーインサイト大予測2025

売り場には「買う」をつくり出す要素が散りばめられています。どれだけ事前に広告やプロモーション施策で認知を獲得し、商品への興味・関心を高めていたとしても、いざ売り場を訪れると、価格やPOP、店内放送、気温、社会のトレンドなどの外的な要因によって消費者自身も想定していなかった商品を購入することもあるでしょう。購入の最終的な意思決定の場である「売り場」で、購入の判断を下すショッパーの行動は、謎に包まれているといっても過言ではありません。

とはいえ、ショッパーから「買いたい」という気持ちを引き出し、購入のスイッチを押す工夫は必要。小売・流通、メーカーは、そのためのあらゆる企画を考えているはずです。しかし、その企画はしっかりとショッパーのインサイトを落とし込んだものになっているでしょうか? そもそもショッパーのインサイトを捉えることができているでしょうか?

本特集は、ショッパーの購買行動の裏にあるインサイトを広告会社、調査会社が予測・分析します。2025年のショッパーは、何に心を動かされて購入を決めるのでしょうか。

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