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2024年ショッパーインサイト大予測

トレンドは節約疲れとメリハリ消費 「ちょっと贅沢したい」がキーワードに

マーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーであるインテージ。「生活者理解の深化」と「データ活用の高度化」により、多くの企業を支援してきた同社のシニアアナリスト 橋本 瑛氏とトップ・アナリシス・デザイナー 鶴田育緒氏が語る、2024年注目すべき売り場のトピックとは。

インテージが考える2024年のショッパーインサイト



●減税や賃上げなどが予定されている2024年に「節約疲れ」したショッパーの財布のひもが緩む
●節約と贅沢を巧みに使い分ける「メリハリ消費」が進む
●コロナ禍で外食する習慣が減ったことで食品・飲料についてはライバルが「外食での喫食体験」に

メーカーが準備すべきこと



●ショッパーにとって「ちょっと贅沢」な売り場提案
●高いものが受け入れられないという思い込みを疑ってみる
●自社製品の比較対象を再度見直す

さまざまな品目の値上がりが続コロナの感染症法上の分類が5類となり、生活者の意識や暮らしは大きく変化しました。また、ゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽・イベントのシーズン、最近では年末年始の休暇と、人々の行動意欲が回復して、以前のような賑わいを取り戻しているところも少なくありません。

そうした環境下、インテージが調査を続ける中で見えてきたのは、消費者の「節約疲れ」です。

ショッパーが世の中の動きに感じていること

当社では生活者がどのような暮らしをしているのか、世の中の動きに対してどのように感じているのかといった生活者の意識や行動の調査を数多く行っています。そういったデータをもとに、企業の皆さまと一緒にショッパーインサイトについて考え、実際の店頭施策やキャンペーン設計の支援を行っています。メーカー企業の営業担当者にとっても、自社製品の強みに加え、世の中の動きや生活者の実態をもとに商談を進めていくことで、流通企業の方とより深い関係性を構築することができるのではないでしょうか。

冒頭での「節約疲れ」もそういったメーカー営業担当の方に押さえていただきたい、2024年のショッパーインサイトです。

「贅沢したい」を満たす売り場でのコーナー展開

当社が2023年10月に行った調査では、2022年10月と比べて、総買い物金額が...

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2024年ショッパーインサイト大予測

「売り場」での買い物客の行動を、どこまで解像度高く知ることができているでしょうか。売り場には偶然の出会いも多く、事前に「買う」と決めていたはずの商品ではなく、実際は予定とは違うものが買われている場合もあります。まさに、購買の最終的な意思決定の場が売り場であり、その判断を下しているのがショッパーなのです。もちろん売り場の対象は店頭だけではなく、ECにも拡大しており、ショッパーの動きも複雑化しているとも考えられます。そう考えると、商品・サービスを「売る」ためにはまず、売り場で起こっていることや、買い物客を「知る」ことが必要なのではないでしょうか。本特集では、メーカーが十分に捉えきれていない、売り場でのショッパーのインサイトに注目。2024年のショッパーが何を考え、購買の意思決定を行うのか。広告会社や調査会社、メディアの編集長などショッパーインサイト把握のプロが予測します。

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