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売り上げ・ブランドを高める「接客」

対面接客からYouTubeへ 画面越しのお悩み解決の秘訣

  • 和田さん。(元美容部員)

「元美容部員 和田さん。」のYouTubeチャンネルが人気だ。その名の通り、美容部員の経験を持つ『和田さん。』が、メイクに関するノウハウを紹介するこのチャンネルは、2018年5月の開設から7カ月で視聴登録者数が60万人に達した。アパレル・コスメブランドの動画配信が浸透するなか、店頭での接客経験を動画に活かす方法は、多くのブランドが気になるはず。『和田さん。』に秘訣を聞いてみた。

元美容部員 和田さん。
C Channel所属。大手化粧品メーカーにて美容部員を6年経験。2018年5月にYouTubeチャンネルを開設。専門知識を活かした美容系のHow To動画が人気。

    『和田さん。』画面越しのお悩み解決術

    ➊ 「顔が見えない」がネック サポーターとして「上から」な表現を再三確認

    ➋ お悩み対応はYouTube、Twitter、Instagramを使い分け

    ➌ お悩みベース・パーツ別の動画作りでリピーター創出

開始7カ月で視聴者数60万人「元美容部員 和田さん。」とは

接客のごとく、「いらっしゃいませ」から始まる、YouTubeチャンネルがある。C Channel(東京・港)に所属する『和田さん。』がパーソナリティを務める「和田さん。チャンネル」だ。

このチャンネルではコスメブランドでの美容部員の経験をもつ『和田さん。』が、メイクのテクニックや化粧品を紹介している。

「和田さん。チャンネル」は18年5月26日にスタート。同年12月29日にはチャンネルの登録者数が60万人を突破した。さらにことし1月20日の時点で64万人を突破と、異例の速さで支持を集めている。特に20歳代の女性をターゲットとした、いわゆる「美容系YouTuber(ユーチューバー)」のチャンネルだ。

『和田さん。』は19歳のとき、美容部員の道へ進んだ。以降、百貨店のメイクブランドや、セレクト系のコスメショップなどで、美容部員として約6年のキャリアを積んでいる。「店舗での接客にも、とても魅力を感じていた」と話す『和田さん。』だが、ビューティーインフルエンサーに転身したきっかけは、なんだったのか。

「百貨店のブランドは撤退してしまうことも多く、一つの場所で長く美容部員を続けられる確証を持てなかったことがあります。また店頭での接客の中で、お客さまは昨今ソーシャルメディアでよくシェアされる『新作コスメレビュー』よりも、もっと具体的なお悩みの解決を求められていると感じていました」

美容部員として現場に立つことと、真の意味でお客さまの課題を解決すること。2つの道筋に葛藤を抱えていた『和田さん。』は、結果、次の活躍の場として、2016年6月にC Channelに入社した。ところが、当時は「インフルエンサーになりたい」とはまったく考えていなかったそうだ。

「元々、企画などを考える裏方の仕事に関心があって。一方で発信力をつけることにも興味があったので、そのころから会社で学んだことを個人のInstagramアカウントで実践していました」 …

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売り上げ・ブランドを高める「接客」

私たちが、商品やサービスを売ったり、買い物をしたりするとき、そこで交換されているのは、モノとお金だけではない。来店者は買い物のプロセスにまつわる良い体験を受け取り、販売側はブランド資産をより強くする。そうした、見えない価値と見えない通貨のやりとりもあるのではないか。「接客」は、どのような価値を顧客に提供できるのか。マーケティング視点での再考にはじまり、一線で活躍する店頭スタッフ、外国人対応、動画、テクノロジ─「接客」にまつわる、さまざまなトピックから、売り上げとブランド向上のヒントを探る。

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