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売り上げ・ブランドを高める「接客」

国外客だってリピーターに 現場での「接客」対応

  • 西田 哲氏(Zoff原宿店)

「Zoff」の売りは、即日仕上げ、安いが高品質。メガネをつくるのに時間がかかる諸外国からの来店者は、「クレイジー!」と驚くことも少なくないという。一方、特注レンズを用いる場合はどうしても時間がかかってしまう。しかし、「滞在中になんとか特注レンズのメガネがほしい」という顧客に対応すると、とても喜ばれるそうだ。言葉の壁はあるものの、「顧客」として嬉しいポイントに違いはないようだ。

Zoff原宿店
西田 哲(にしだ・さとし)氏

27歳。原宿店では2年め。2歳~5歳まで渡英。主に外国勤務の多かった祖父から、"スパルタ教育"を受け、英語が堪能。

    Zoff原宿店 西田哲氏の国外客接客のポイント

    ➊ 観光客は英語が話せるだろう、と思い込まない 言語スキルを相手に合わせるのが重要

    ➋ 快適に使用いただけるようご説明し、納得していただくこと

    ➌ 特別対応でなく「きちんと接客しよう」という姿勢 国外客にも開かれた店にしたい

──「Zoff」では、多言語対応の通訳アプリが全店導入されているとのことですが、それまでの国外客にはどのように対応していたのでしょうか。

英語が話せるスタッフが対応していました。わたしもその一人です。

──もともと英語が堪能だった。

メガネの販売にまつわる専門用語は、勤務してから調べました。どのように話せば伝わりやすいかは、原宿店に在籍していた国外出身のスタッフから教わったり、あとはご来店のお客さまとのやり取りから学んだり。

別のスタッフが接客していても、ある程度以上の対応が必要になると助けに入っていました。自分の作業を中断して対応したり、時間が取られたりすることもありますが、通訳アプリの導入後はほとんどなくなって。ありがたく思う反面、少しさびしい(笑)

──国外客の対応で、課題を挙げるとすればなんですか。

英語だけでは完全な対応ができなくなってきたことです。観光客は英語が話せるだろうという思い込みもありますが、中国語だけの話者の方もおられるので …

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売り上げ・ブランドを高める「接客」

私たちが、商品やサービスを売ったり、買い物をしたりするとき、そこで交換されているのは、モノとお金だけではない。来店者は買い物のプロセスにまつわる良い体験を受け取り、販売側はブランド資産をより強くする。そうした、見えない価値と見えない通貨のやりとりもあるのではないか。「接客」は、どのような価値を顧客に提供できるのか。マーケティング視点での再考にはじまり、一線で活躍する店頭スタッフ、外国人対応、動画、テクノロジ─「接客」にまつわる、さまざまなトピックから、売り上げとブランド向上のヒントを探る。

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