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売り上げ・ブランドを高める「接客」

一緒に選んで、一緒に楽しい買い物 共感が店頭「接客」のカギ

  • 山下智子氏(MOUSSY SHIBUYA109店)

Eコマースで洋服を買うこともめずらしくなくなってきた昨今。「接客されたくないからネットで買う、ネットが楽」と言ってはばからない人もいる。もちろん、ネット購入が適切な場合はある。しかし、どこかさびしさを感じることもあるのではないか。自分ひとりだけの価値判断で買い物をするのが。もし、本心から悩みを共感してもらえるスタッフがいたなら─それこそ実店舗の価値だと言えるだろう。

MOUSSY SHIBUYA109店
山下智子(やました・ともこ)氏

SHIBUYA109エンタテインメントが2018年9月に開催した、ショップスタッフの接客ロールプレイング大会で優勝。

    MOUSSY 山下さんが気をつけているポイント

    ➊ 来店した人すべてに、笑顔であいさつをすること お客さまを選んではいけない

    ➋ 接客されたくなさそうな人ほど、目的やニーズが明確 こちらから心を開いて接すれば、意外と話してくれる

    ➌ 来店者の不安や悩みに共感すること 「試着した感想」の共有が実店舗のメリット

──「接客」で気をつけていることを教えてください。

最も大切なのは、数あるお店の中で、「MOUSSY」を選んでいただいたことに、感謝の気持ちを示すことだと思います。ご来店されたお客さまには、まず笑顔であいさつをする。スタッフ全員で、すべてのお客さまをお迎えすることを徹底しています。

もちろん、声をおかけしても、そっけない方はいらっしゃいます。だからといって、こちらも無視してはいけないと思うんですね。「お客さまを選ばないようにしよう」ということも、現場でよく言っています。

MOUSSY SHIBUYA109店。

──昨今は「接客されるのがニガテ」という方も少なくありません。

そうですね。わたしもどちらかと言えば、そうかもしれません。自分でも「接客されたくないな」と思うことはあって、お店に行っても、さっとすませようとしたり。なので、そういったお客さまの気持ちはわかるつもりです …

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売り上げ・ブランドを高める「接客」

私たちが、商品やサービスを売ったり、買い物をしたりするとき、そこで交換されているのは、モノとお金だけではない。来店者は買い物のプロセスにまつわる良い体験を受け取り、販売側はブランド資産をより強くする。そうした、見えない価値と見えない通貨のやりとりもあるのではないか。「接客」は、どのような価値を顧客に提供できるのか。マーケティング視点での再考にはじまり、一線で活躍する店頭スタッフ、外国人対応、動画、テクノロジ─「接客」にまつわる、さまざまなトピックから、売り上げとブランド向上のヒントを探る。

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