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口コミを使う! 店舗 新プロモーション

決め手は『隙』の創出 「かつや」が話題を呼んだ『拡散』の秘訣とは

  • 鈴木恵美氏(アークランドサービスホールディングス)

全18ブランドの飲食事業を展開する「アークランドサービスホールディングス」。中でも24年の歴史を持つかつ丼チェーンの「かつや」は、ここ数年でリリースPV数とSNSのフォロワー数が急増。メディアも生活者も話題にしたくなる拡散の秘訣を、広報担当の鈴木恵美氏に聞いた。

全国に約500店舗を展開するかつ丼チェーン「かつや」。

目に触れる機会を増やすためリリース徹底活用

──ご担当されている業務を教えてください。

かつやをはじめ、アークランドサービスホールディングスのブランドや、コーポレートの広報を担当しています。

「かつや」では主にWeb関連のキービジュアルの調整や、プレスリリースの作成、Twitterの運用・管理を行っています。約3年前の入社当時は広報担当がおらず、認知拡大を目的に広報に力を入れていくために私が広報・秘書兼務で採用されました。

はじめはかなり試行錯誤していて、そもそも「かつや」には、まだ認知拡大の余地があると考えTwitterの公式アカウントを開設し、新しいファンとのコミュニケーションを始めました。折込チラシなどの販売促進については事業会社が行っていたので、私たちは瞬間風速的な施策ではなく、認知が着実に広がっていく仕掛けをしようと。そこで手始めに、プレスリリース配信サイトのランキング上位になることを目指しました。

企業サイトのニュースやTwitterでの情報発信など、あらゆる情報発信のページリンクを配信サイトのリリースと同じにしました。そうすることでメディアだけでなく、生活者の方にもリリースを見てもらう機会が増え、PV数も増加。PV数がトップ記事にあることでメディアに取り上げられる機会も増えました。

あえて隙を作ることで「シェアしたい!」を醸成する

──Twitter投稿が拡散されるように、どのような工夫をしていますか。

意識していることは、ユーザーが思わず二度見したり、その先に遷移したりしたくなるような画像やコピーを入れること。一見して「なにこれ?」と思わせるような言葉選びをすることで、限られた文字数の中でどれだけ興味をひけるかを考えています。

Twitterはユーザーからの反応が得やすいので、そういった特性も加味して、「かつや」の発信は...

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口コミを使う! 店舗 新プロモーション

消費者の購買意思決定において、第三者の発信が与える影響はますます高まっている。特に、景況が芳しくない市場環境の時ほど、消費者の「失敗したくない心理」が高まり、慎重に口コミ・レビューを精査してから買い物をする人たちも増加傾向にある。一方、昨今の口コミをめぐる状況では、良い商品づくりに注力し、サービスレベルを高める努力などの正攻法以外の戦略や技術を学ぶことも重要ではないだろうか。小規模の事業主・店舗でも口コミを味方にするために、日々のビジネスの中で実践できることを事例をもとに紹介する。

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