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「体験」が実店舗を進化させる

魅惑の泊まれる体験 「宿泊」の再定義(前編)

近年、宿泊できる施設が話題だ。ただ泊まれるだけでなく、付随する体験も多彩。ブランド価値を伝える接点にもなる。しかし「民泊」が普及し、泊まるだけなら、比較的安価に抑えられるようになった。コモディティ化を避けるアイデアが必要だ。



hotel koé tokyo アイデア

アパレル店に泊まるHotel in shopの考え方

ストライプインターナショナルは2月9日、ライフスタイル型ブランド「koé(コエ)」の売り場と、ホテルや飲食スペースを1つの建物に集めたグローバル旗艦店「hotel koé tokyo」をオープンした。場所は「渋谷パルコ パート2」跡地(東京・渋谷)。

koéによる、さらに進化したライフスタイルの提案について検討した結果、アパレルショップに泊まる「hotel in shop」というアイデアが生まれた。全体プロデュース兼内装デザインを担当したサポーズデザインオフィスの谷尻誠氏吉田愛氏が「ホテル」というキーワードを提示し、形にしていったという。当面の目標は店舗全体の年間売上高10憶円、訪日客シェア30%。

hotel koé tokyo 相乗効果

宿泊客がショップの売り上げに貢献

ホテルは4タイプ・10室を揃えた。「茶室」がコンセプトで、ゲストルームには和の要素である「離れ」や「小上がり」を採用。利用料金はスタンダード1泊2万2464円~。

具体的な稼働率などは非公開だが、「良好なスタートが切れた」(ストライプインターナショナル)。

宿泊客の多くは2階のショップも訪れているようだ。夕食後、客室に戻る前に立ち寄ったり、出発前におみやげを買ったり。売り場には、セルフ&キャッシュレスの「スマートレジ」を導入。夜9時から11時の夜間は無人アパレルショップとなる。営業時間が長いことで、多様な来店客の利便性を高め、「売り上げにつながっていると考えています」(同) …

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オンライン購入の人気が高まるなか、実店舗が提供する価値には変化が求められています。欲しいモノが手に入る、見つかるという機能はもちろん、驚きや安心、楽しさ、スリルなど、情緒的な価値を感じられる機会を提供する。そうした感性的な欲求に訴える、さまざまな店舗を紹介します。

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