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SNSで「買いたい」をつくる方法

「応援したくなる」SNSのつくり方 熱量が高い層に来店促進

  • 宮嶋祐也氏(PLUCK AND PLANT)

料理がおいしく見えるビジュアルや、使用する食材へのこだわりなど、来店促進を目的としたSNS投稿を行う飲食店は多い。だが、実際に「来店したくなる」「応援したくなる」お店になるためにはどうすればいいのだろうか。

東京・池尻大橋にあるビストロ「PLUCK AND PLANT(プラック アンド プラント)」がTikTok上半期トレンド大賞2023の「店舗賞」を受賞した。同店は2022年10月にオープンしたものの、開店初日から4カ月連続の赤字。そんな現状を打破するため、2023年2月にTikTokの運用を開始した。

一番初めの投稿では、このままでは赤字閉店せざるを得ないお店の危機的状況を正直に発信。黒字にするためにはどうすればいいのかという切実な問いかけに、900件を超えるアドバイスのコメントが来た、とオーナーを務める宮嶋祐也は話す。

「初めの投稿に厳しい意見が多く寄せられることはある程度予想していましたし、自分たちの改善点を客観的に知ることのできるチャンスだと割り切っている部分もありました。まず初めに多くの人に注目してもらうことを第一の目標として、そこから誠心誠意対応していく姿を見せることで『応援したい』と思ってもらえているのだと思います」(宮嶋氏)。

独自の軸で差別化を図る
SNSに不慣れがプラスに

有名シェフが手掛けていたり、超高級食材を使用していたり、いわゆる高い付加価値がある店舗だと、紹介するだけで「来店したい」と思ってもらえる場合もあるだろう。しかし、昨今はそういった有名店も投稿を行うことが増えた。そんな中で同店は「応援したくなる」をコンセプトにSNSを設計しているという。

それにより独自の軸を確立、「他の宣伝アカウントとは違う」といった差別化が可能になる。また、視聴者の意見を応募するという動画の形式は、SNS運用で重要とされている「視聴後のアクション」を促すことにもつながっているのだ。

「このコンセプトを動画内で体現するために意識しているのは『スマホで撮影すること』『凝った編集をしすぎないこと』『飾らずにありの...

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認知から購買、情報拡散まで生活者のカスタマージャーニーのほとんどをカバーするようになったSNS。その結果、認知獲得を目的とする広告運用、ファンづくりのための自社アカウント投稿、認知後に購買へ繋げるEC誘導など、SNSが担う役割が多様化しました。それに伴って生活者がSNSで購買意欲を掻き立てられるポイントも複雑性を増しているのではないでしょうか。本特集では、「情報接点」であり「モノを買う場所」としても機能を持つようになったSNSにおいて、今の消費者にとっての「買いたい」をつくる方法を解説します。

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