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消費者ニーズを見据えたメーカーの売り場提案

バイヤーが動いた「顧客ニーズ×開発ストーリー」の提案

  • 岸川幸弘氏(グッデイ)

北部九州・山口を中心にホームセンターを展開するグッデイ。同社でペット用品のバイヤーを務める岸川幸弘氏は、ペットを飼っている自身の経験を生かし、消費者ニーズを的確に捉えた商品選定に強い思いを持つ一人。そんな岸川氏を動かした提案には、単なる商品説明に留まらない、心に響くある要素があった。

グッデイ
商品部ペット商品バイヤー
岸川幸弘氏

2013年入社。店舗スタッフ・店長を経て、2017年よりペットバイヤー。取り扱い商品をとにかく知る・試すを繰り返し納得した商品を提案するのがモットー。

自身の体験もヒントに顧客目線で商品を仕入れる

──担当の領域や仕入れの基準を教えてください。

ペット部門のバイヤーとして、仕入れ、売り場づくり、棚割りから、販促の計画立案、イベントの企画など幅広く担当しています。

仕入れの一番の基準は「お客さまの目線に立つ」ということです。自分自身がペットを飼っているということもあり、私が欲しいと思えるかどうかや、お客さまが「こういうものがあったらいいな」と思えるかどうか。ペットを飼う上で、飼い主にどのようなニーズがあって、それをどのように満たしてくれるのかを考え抜いて仕入れています。

例えばペットシートの仕入れでは、自分で全商品の吸水量や機能性を試すなど、その商品の品質や機能を実際に自分で確認し、体験してから仕入れています。そうすることで、納得して商品を買い付けられるだけでなく、店舗の販売員にもよりリアルに価値を伝えられ、接客にも厚みがでるようにしています。

ニーズ把握のために、当社では店長の営業日誌を全社共有し、お客さまからの声をキャッチアップできるようにしているので、そこで得られる情報を参考にしています。その他、実際に店舗に出向いて、店長や売り場担当の話を聞くことも実践しています。メーカーからの提案も、そこで得られた情報などを基に、採用するかどうか判断しています。

北部九州・山口を中心に展開するグッデイ。意見要望チャットなど顧客の声をキャッチできる仕組みがあり、ニーズを品揃えに反映するようにしている。

提案は機能説明だけでなく開発の思いやストーリーも重視

──メーカーの提案で印象に残っているものはありますか。

「ちゅ~る」などが...

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消費者ニーズを見据えたメーカーの売り場提案

コロナ禍により消費者のデジタルシフトが進む中でも、今なお店頭は最大の行動が起きる場だ。商品の買い求めやすさが売上に直結することを考えると、いかに売り場に置いてもらうか、手に取ってもらうかが重要となる。しかし、消費者の多様化により、メーカーは商品数を増やし、流通でもPB商品により力を入れるなど、売り場を確保することは以前よりも難しくなっている。一方、そうした状況下でも、新しく売り場の確保に成功し、配荷を増やしている商品も存在している。今回は、流通営業で成功した事例やプロモーションをヒットさせた商品の裏側を特集する。

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