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EC『総点検』

1回あたりの購買単価は1万6000円のEC リピートを生む取り組みとは

今年4月には会員数が20万人を突破したファッションEC「STRIPE DEPARTMENT(ストデパ)」。百貨店のような買い物体験を目指す同社は、顧客の購入単価も高く、リピーターも増え続けているという。どのような取り組みを行っているのか、話を聞いた。

ストライプデパートメント
https://stripe-department.com/

©STRIPE DEPARTMENT

百貨店のようなEC

──運営されているECについて教えてください。

山下:当社が運営している「STRIPE DEPARTMENT(ストデパ)」は大人のためのECデパートメントです。高感度な約1000ブランドの商品を揃え、顧客層は35歳〜49歳の女性が約4割と、F2層をメインターゲットとしています。1回あたりの購買単価は約1万6000円と、単価が高いことが特徴です。

これはわれわれが、ストデパというECを、ただ商品を販売するだけのチャネルと考えるのではなく、リアルな百貨店で買い物しているような体験や質を追求しているためです。1度に3着まで試着できる試着サービスや、プロのスタイリストがお客さま個人の要望に合わせてスタイリングを提案するパーソナルスタイリングサービスは、その価値を提供する施策のひとつです。

おかげさまで、今年2月でサービス開始から3周年を迎え、4月には会員数が20万人を突破しました。エンゲージメントを高める取り組みも実施しており、新規のお客さまだけではなく、10回以上、かつ10万円以上購入いただいているリピーターの方も毎月増加しています。サービスも評価いただいていますが、購入から出荷まで平均24時間弱という配送の早さも評価いただいています。

独自の取り組みでリピートを生む

──ストデパならではの取り組みについて教えてください。

大崎:われわれが注力している取り組みのひとつは、百貨店がもっている提案力をコンテンツで実現することです。ECサイトでは、「STRIPE DEPARTMENT Editorial」というコンテンツページを展開しており、設定したテーマに対して情報を編集し、バイヤーこだわりの商品紹介やスタイリストが提案するおすすめスタイリングを掲載しています。気に入った商品は、そこから商品詳細ページに遷移して、購入いただくことができる売り場にもなっています(ポイント1)

ポイント1
コンテンツを活かした売り場づくり

コンテンツページ「STRIPE DEPARTMENT Editorial」では、設定したテーマに対して、バイヤーこだわりの商品紹介やスタイリストが提案するおすすめスタイリングを掲載。ファッション誌のように楽しむことができる。気に入った商品はすぐに購入できるようにリンクを設けている。例えば、直近では、「十人十色の白シャツ選び」と題した白シャツ特集を実施。バイヤーのセレクトした商品3点の紹介と、スタイリストのスタイリングを4つ紹介した。また、自粛期間が続く中で、ニューノーマルを意識したカテゴリーにも注力。「身体を整える」というテーマで紹介した商品がストデパでヒット商品になったという。

もちろんコンテンツとして楽しんでいただくだけではなく、これは接客の要素も兼ねています。リアルな百貨店であれば、店舗スタッフがおすすめの商品やスタイリングを提案してくれますが、ECでは難しい部分です。そこでコンテンツを用意して届けることで、ECでの買い物を楽しんでいただくことができます。

また、当社が...

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EC『総点検』

昨年4月、1度目の緊急事態宣言で休業せざるを得ない状況の中、実店舗の売上を補完すべく、多くの企業・店舗がECを始めました。しかし、必ずしも準備万端でスタートがきれたわけではなく、約1年が経って思ったほどの成果を出せずに悩んでいる事業者も多いのではないでしょうか。従来の店舗ノウハウの発想のままでいくとうまくいきません。人通りがあり自然流入が見込められていた店舗と異なり、ECは人を呼び込む集客から、リピートしてもらうまでを設計しなおさないといけません。今回の特集では、突貫で始めたECについて、売上を拡大するために必要な「見直すべきポイント」をおさらいします。

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