AI制作で炎上したクリエイティブ、何が問題だった? 意図しない“フリーライド”の危険性とは

公開日:2026年9月02日

  • 岡本健太郎氏(骨董通り法律事務所)

近年増えている、生成AIを活用した広告クリエイティブの炎上。ここで注意すべきは著作権の問題だけではない。スキンケアブランド「ウテナモイスチャー」のPR動画および交通広告の炎上事例をベースに、AI制作のクリエイティブにおける留意点について骨董通り法律事務所の岡本健太郎氏が分析した。

今や、生成AIの活用は普段の業務でも、私生活でも当たり前となりつつある。それは、広告・クリエイティブ業界においても同じ。

その一方で増えているのが、生成AIを活用したクリエイティブ制作における炎上事例だ。散見されるのは、AIを活用したクリエイティブが、既にある作品などの著作権を侵害してしまうケース。

加えて近年は、著作権を侵害していなくとも、広告の受け手である一般生活者が「既存作品に似ている」「AIで安易につくられた」などと感じ、強い反発が生まれるケースも出てきている。

似ていたとしても気付けない?生成AIの落とし穴

5月に公開されたスキンケアブランド「ウテナモイスチャー」のPR動画「潤い戦士モイスチャー」と交通広告も後者にあたるもの。著作権侵害とは言い難いが、キャラクター設定やビジュアルが『美少女戦士セーラームーン』を強く連想させると指摘が相次いだ(➡「潤い戦士モイスチャー」の詳細は記事下部に記載)。

「潤い戦士モイスチャー」の詳細はこちら

(「AdverTimes.」に遷移します)

ウテナ「モイスチャー」が全編AIアニメ公開、制作時間を大幅短縮変身ヒロインで若年層へアピール

ウテナは5月1日、ロングセラースキンケアブランド「ウテナモイスチャー」の新たなプロモーションとして、全編AIを活用して制作した変身ヒロイン風アニメーション動画「潤い戦士モイスチャー」を公式YouTubeチャンネルで公開。その後、生成AIを用いた広告制作や特定の既存作品との類似性について多くの意見が寄せられたことを受け、取り下げた。

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