IPビジネスはいま、大きな転換点にあります。アニメ・マンガ・ゲームに加え、キャラクター、VTuber、Webtoon、さらには企業や地域まで、IPの領域は急速に拡大。多くの企業が“IPホルダー化”を志向する一方で、製作委員会方式や原作主義、マスメディア主導といった従来の成功モデルは、配信主導の収益構造やグローバル市場の変化、企業キャラクターのブランド資産化、ユーザー共創の広がりによって再考を迫られています。ここでは、IPを取り巻くビジネスの最前線をお伝えします。
NetflixとMAPPAが提携「世界基準のアニメスタジオモデルを共創」
Netflixは1月21日、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』などの制作を手掛けるMAPPAと、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。ストーリー開発からグッズ展開までグローバル市場を見据えた新たなプロジェクトを推進し、現在も複数本開発が進んでいるMAPPA制作のアニメ作品を、世界190以上の国や地域に広がるNetflixメンバーに向けて独占配信する予定。
Netflixでは、全世界のメンバーの50%以上(約3億人)がアニメを楽しんでいるといい、過去5年間でアニメの視聴が3倍に激増するなど、日本発アニメがグローバルなメインカルチャーへ急成長していることがデータでも示されているという。
今回の提携を通じて、NetflixはMAPPAの制作したアニメを世界同時配信し、世界中のファンがリアルタイムでダイレクトに作品を楽しめる環境を提供すると主張。MAPPAとの取り組みを通じて、日本のアニメーションスタジオの可能性を最大化していきたいと考えているとした。今回のMAPPAとの協業深化は、スタジオの主体性を核とし...

