短期間で制作物を仕上げる必要に迫られたことから始まった、ヤッホーブルーイング通販ユニットのAI活用。現在は、Webページやメールマガジンの制作、お客さまの声の分析に使う業務ツールをAIで内製するほか、短納期の施策やスモールスタートの企画にも活用している。成果物をAIに都度つくらせるのではなく、安定して生み出す「ツール」自体をつくる。同社が進める、顧客の体験づくりと売上への貢献を見据えたAI活用とは。
活用のきっかけは「実行スピード」の必要性だった
企業におけるAI活用では、業務効率化が先行して語られがちだ。一方で、AIを顧客との接点づくりや販促施策の実行に活用し、事業成果へつなげようとする動きも始まっている。
「よなよなエール」などのビールブランドを展開するヤッホーブルーイングの通販ユニットでも、すでにAIを導入、販促や売上貢献等の「攻め」の領域で使い始めている。同ユニットのユニットディレクター植野浩樹氏によると、活用のきっかけは、約1年半前にさかのぼるという。「通常であれば外部のデザイナーに依頼するような制作物を、わずか数日で仕上げなければならない状況がありました。短納期だったため、試しにAIを活用して自分たちで制作に挑戦した...

