IPビジネスはいま、大きな転換点にあります。アニメ・マンガ・ゲームに加え、キャラクター、VTuber、Webtoon、さらには企業や地域まで、IPの領域は急速に拡大。多くの企業が“IPホルダー化”を志向する一方で、製作委員会方式や原作主義、マスメディア主導といった従来の成功モデルは、配信主導の収益構造やグローバル市場の変化、企業キャラクターのブランド資産化、ユーザー共創の広がりによって再考を迫られています。ここでは、IPを取り巻くビジネスの最前線をお伝えします。
経産省、日本発コンテンツの海外展開へ
大規模支援「IP360」を開始
経済産業省は、日本発コンテンツの海外市場規模を2033年までに20兆円へ拡大することを目指し、「令和7年度補正コンテンツ産業成長投資支援事業(IP360)」を実施する。予算を大幅に拡充し、大規模かつ長期的な支援でハイリスクな民間投資を後押しするとした。対象分野はゲーム、アニメ、マンガ、音楽など。
支援メニューはバリューチェーン全体を網羅しており、新規IPを生み出すスタートアップや企画の支援をはじめ、海外展開を見据えた大規模作品の製作、海外スタジオの国内ロケ誘致を支援する。さらに、日本発...
