肌の保護成分であるミルク成分とうるおい成分スクワランを配合した石けん「カウブランド赤箱」。1928年の発売以来、主に身体用石けんとして使用されてきたが、一時は売上が低迷。そんな状況を打破すべく生まれたのが「赤箱再生プロジェクト」チームだ。本取材では同プロジェクトの取り組みから、現在のトップシェアブランドに至るまでの経緯を聞くべく牛乳石鹼共進社に取材した。


1928年に販売した「カウブランド赤箱」。2011年に「赤箱再生プロジェクト」チームを発足し、売上のV字回復を果たした。右はポイントプログラムの景品「赤箱ぬいぐるみ」。
固形石けんカテゴリートップレベルのシェアを誇る「カウブランド赤箱」は、2028年で発売100周年を迎えるロングセラーブランドだ。しかし、トレンドや市場の変化などの影響で売上が低迷した時期もあったという。
そんな中、2011年に発足したのが「赤箱再生プロジェクト」チーム。その後、2015年に化粧品口コミウェブサイトの洗顔部門でベストコスメを獲得したことをきっかけに、身体用石けんから洗顔にも使えるプチプラコスメとしてのポジション確立を目指し、コミュニケーションを行ってきた。