1964年に誕生した「ガーナ」は、ロッテ初のチョコレート事業として生まれたブランドだ。しかし、発売当時、他社メーカーからはすでに板チョコが発売されており、市場の中では後発商品だった。そんな同ブランドがチョコレート市場においてトップシェアを勝ち取り、維持し続けられているのはなぜか。同社マーケティング本部ガーナブランド課の毛利彰太氏に聞いた。
ミルクチョコレートの本場スイスを超えるチョコレートを目指して開発された、ロッテの「ガーナ」。60周年を迎えた2024年からは「ハッピーは、チョコレートから。」をスローガンに掲げ、様々なハッピーに向けてそっと背中を押すようなブランドとして展開している。
ブランドの原点である品質へのこだわりをアピール
今やチョコレートカテゴリーのトップブランド(True Data調べ)である「ガーナ」だが、実は市場の中では後発商品。同ブランドが発売された1964年には、すでに他社メーカーの板チョコが多く存在している状況だった。そんな中ロッテがとった戦略は「チョコレートの本場スイスを超えるような高品質な板チョコ」で差別化を図ること。スイス出身のチョコレート技師を招いて開発した品質の高さと、チョコレートと言えば...