「買えるお店マップ」が支える“見つけられる安心” 第一三共ヘルスケア「ノルレボ」で実現した店舗検索体験

公開日:2026年8月31日

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  • ONE COMPATH

商品を世に出しても、買える場所にたどり着けなければ、「生活者に届けた」とは言いにくい。2026年2月に市販化された緊急避妊薬「ノルレボ」で、販売元の第一三共ヘルスケアが重視したのは、必要とする人を取扱店へ、なるべく早く案内することだった。そこで活用したのが、ONE COMPATHの「買えるお店マップ」。製品を「知らせる」だけでなく「届ける」ために、販売店検索を活用して、どのような導線を設計したのか。

第一三共ヘルスケアが展開する緊急避妊薬「ノルレボ」。国内で初めて市販の緊急避妊薬として承認され、2026年2月から販売を開始した製品だ。

ただし、市販化されたからといって、すべての薬局・ドラッグストアで購入できるわけではない。取扱店には、研修を修了した薬剤師がいることや、服用希望者のプライバシーを確保できる設備を備えていることなど、厚生労働省によって一定の要件が設けられている。販売が可能な店舗のリストは厚生労働省のWebサイトで公開されているが、住所が並んだ一覧から、より生活者にとって探しやすいように整えた。

「緊急避妊薬は服用できる時間に限りがあるお薬です。必要とする方に、なるべく早く取扱店へたどり着いていただく必要があります。不安な気持ちのなか取扱店を探される方へ、どこで買えるのかをわかりやすく伝える仕組みは、発売に向けて準備するものの中でも、優先順位が高いものでした」(「ノルレボ」ブランド担当者)。

そこで第一三共ヘルスケアが活用したのが、ONE COMPATHの「買えるお店マップ」だ。「買えるお店マップ」は、商品を購入できる店舗を地図上で検索できる法人向けサービス。

メーカーが保有する店舗情報、商品情報、納入実績を組み合わせ、商品が買える店舗を表示する仕組みだ。商品を必要とする人を、取扱店まで案内する役割を果たす。

【イメージ】「ノルレボ」が提供する、「緊急避妊薬 取扱店検索」

通常、「買えるお店マップ」はメーカーの納入実績をもとに構築する。一方、「ノルレボ」で基礎となったのは、厚生労働省が定期的に公開・更新する販売可能店のリスト。ONE COMPATHは、この公開情報をもとに専用のマップを構築した。

「ノルレボ」

ノルレボ(要指導医薬品)緊急避妊薬
1錠 6,800円【メーカー希望小売価格(税抜き)】(税込み 7,480円)/性交後72時間以内に本剤1錠を薬剤師から受け取り、その場で服用する。

商品ごとに仕様をカスタマイズ “買えるお店”を地図にするまで

通常、「買えるお店マップ」はメーカーの納入実績をもとに構築する。一方、「ノルレボ」で基礎となったのは、厚生労働省が定期的に公開・更新する販売が可能な店舗のリストだ。ONE COMPATHは、この公開情報をもとに専用のマップを構築した。こうした商品固有の要件に対応できた背景にあるのが、「買えるお店マップ」のカスタマイズ性だ。

「商品や企業ごとに、扱うデータも、画面に表示すべき情報も異なります。そのため『買えるお店マップ』は、事実上、導入のたびに要望を伺いながら仕様を組み立てています。今回は、厚生労働省の公開リストにある各店舗を、地図上の正確な位置へ落とし込む必要がありました。通常とは違う開発過程でしたが、第一三共ヘルスケアさんと連携しながら、『ノルレボ』に適したマップへと仕上げました」(ONE COMPATH・滝澤氏)。

ただし、公開された店舗情報を、そのまま地図に反映できるわけではない。住所表記の揺れなどによって、店舗が別の場所に表示されたり、正しい位置を特定できなかったりするためだ。そこでONE COMPATHは、住所情報を一つずつ整え、店舗の位置を確認したうえでマップへ反映した。

「マップを見て向かった先に店舗がないという事態は、避けなければなりません。店舗情報を地図上の正しい位置に表示するため、ONE COMPATHさんにご協力いただきながら、データを一つずつ整えていただきました」(第一三共ヘルスケア・Webサイト担当者)。

さらに第一三共ヘルスケアによると、「ノルレボ」発売直後は、取り扱い店舗のリストが隔週で更新されていた。現在も定期的に更新される店舗リストを、いち早く生活者へ知らせるために工夫してデータ確認と反映を続けている。

「『買えるお店マップ』は、商品と生活者をつなぎ、購買までの距離を埋める機能を果たします。しかし、今回の『ノルレボ』では、単に買える場所を提示するのではなく、服用希望者を取扱店まで繋ぐ、 “社会インフラ” として機能することを示す事例になったと思っています」(ONECOMPATH・滝澤氏)。

店舗を表示して終わらない “来店前の確認”まで導線を設計

「ノルレボ」における「買えるお店マップ」の役割は、近くの薬局を表示することだけではない。来店前の確認を促し、購入までの行動を支える役割も担っている。地図上に掲載されている店舗でも、来店時に研修を修了した薬剤師が不在だったり、一時的に在庫が切れていたりする可能性があるためだ。店舗へ向かった後に購入できないとわかれば、限られた時間を費やすことになってしまう。

そこで「ノルレボ」の「買えるお店マップ」では、検索結果を表示する前に、薬剤師の在勤状況や在庫を電話での確認を促す通知画面を設けた。店舗情報には開局情報や電話番号も掲載し、検索後すぐに電話できるようにした。

「マップで買える店舗を探して終わりではなく、電話で確認し、購入できる状態で来店していただくところまでの導線を整えたいと考えました。

「買えるお店マップ」で検索した際に表示されるポップアップ注意書き

「ノルレボ」の「買えるお店マップ」では、検索結果を表示する前に、薬剤師の在勤状況や在庫を電話で確認するよう促す通知画面を設けた。店舗情報には電話番号も掲載し、検索後すぐに電話できるようにした。

実際に取扱店からも、電話で確認してから来店する方も一定数いらっしゃると聞いています。『買えるお店マップ』は、単なる地図表示にとどまらず、取扱店の皆様による電話対応へのご協力もいただきながら、必要とする方を購入から適正使用まで支える役割を果たしてくれています」(「ノルレボ」ブランド担当者)。

また、第一三共ヘルスケアのWebサイト担当者もこうした細かな導線設計を実現できた点を評価していると話す。

「注意事項を確認しなければ検索結果へ進めない画面表示や、店舗ごとの電話番号の表示など、製品特性に合わせた要望を一つずつ形にしていただきました。公開後も利用状況を見ながら改修を重ねています」(第一三共ヘルスケア・Webサイト担当者)。

「買えるお店マップ」が届ける 必要な時に“見つけられる安心”

生活者にとって利用しやすい環境で店舗を探せるようになれば、より安心して店舗を選べるようになる。「必要とする方が製品にアクセスできる状態をつくることは、販売する企業の責任です。購入していただくことだけをゴールにせず、周辺の情報まで届けていきたいと考えています」(第一三共ヘルスケア・Webサイト担当者)。

「ノルレボ」のように、販売場所が限られる商品は、生活者が商品を必要としていても、取扱店がわからず、購買に至れないことがある。ONECOMPATHの滝澤氏は、新商品や限定品、IPとのコラボ商品など、「欲しいのに、どこで買えるかわからない」商品にこそ、「買えるお店マップ」の価値があると話す。

「商品を知ってもらうデジタル上の接点と、実際に購入するリアル店舗との間には、まだ距離があります。買える場所を正確に案内することで、そのラストワンマイルを埋めていきたいと考えています」(ONE COMPATH・滝澤氏)。

ONE COMPATH
アカウントパートナー本部
アカウントパートナー3部
滝澤 潤氏

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