【催事・パビリオンに関わったクリエイターの提言】
多様なジャンルの人々が、境界を越え、共創の力で形にした大阪・関西万博。その舞台裏で催事やパビリオンに関わり、構想を形にしていったクリエイターたちは、制作過程でどんな葛藤があり、どんな未来を見据えているのか。8組の視点で振り返ってもらった。

井口雄大(いぐち・ゆうた)
博報堂クリエイティブディレクター/コピーライター/マーケットデザインコンサルタント。主な仕事に、SDGs17Goals日本語版、SDGメディア・コンパクト「1.5℃の約束」気候変動キャンペーン、STOP!海賊版「ありがとう、君の漫画愛。」MV、東京地下鉄「Find my Tokyo.」など。
関わったプロジェクト/
シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater - いのちのあかし -」



対話のお題は184種類用意した。
「対話」の体験設計
プロデューサー河瀨直美さんによるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater - いのちのあかし -」に携わりました。「毎日が人類史上、はじめての対話」をテーマにした、実験的なパビリオンのクリエイティブディレクションを担当しています。具体的にはネーミング、ロゴ開発、体験・コミュニケーション設計を手がけました。これは映画館のようなシアターのスクリーンに映る人と、会場からの代表者というその日初めて出会う二人が、設定されたお題...