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新・広告クリエイティブ 実務の基礎知識

広告クリエイティブの新しい肩書きを大解剖

クリエイティブテクノロジスト、インフォメーションアーキテクトなど、ここ数年で、広告界に今まで無かった新しい肩書きが見られるようになってきた。ここでは「デジタル」「広告」「動画・CG」の主に3つの分野について、登場した新しい肩書きとその内容を解説する。

#01 いくつわかる?新しい肩書きの例

デジタル制作の肩書きは3つに大別されると覚えよう

耳にはするけれども、実際にどんなことをしているのかわからない。あるいは、聞いたことがなく見当がつかない。そんな肩書きがここ数年増えている。例えば、上に挙げた肩書きがその一部だ。特に、近年増加する新しい肩書きの中でも多いのは、デジタルに関する肩書きだろう。

デジタル系の肩書きは、「エンジニア系、デザイン系、マーケティング系の3つに大別されます」とデジタルを活用したブランディングを行うフラクタ 代表取締役 河野貴伸さんは言う。エンジニア系は、Webサイトの機能を実装する技術者である。主に、「インフラエンジニア」「バックエンドエンジニア」「フロントエンドエンジニア」の3層に分けられる。

インフラエンジニアは、仕組みを動かすための最も根本のシステムを設計する職種だ。ITインフラを作り上げるため、サーバー環境、ネットワーク環境の設計・構築・運用・保守を行う「サーバーエンジニア」も、インフラエンジニアとほぼ同義で使われる。昨今では「サーバーの仮想化」への理解も重要なスキルになっている。

バックエンドエンジニアは、インフラエンジニアが作った仕組みの上で動くプログラムやデータの動きを設計、実装する。例えばECサイトでユーザーが商品検索や購入をした時に、商品データベースや顧客データベースとWebサイトをつなぐ部分を設計する。

そして、ユーザーとの直接の接点にあたる領域を担当しているのが、フロントエンドエンジニアだ。例えばブラウザ上で表示されるもの、ボタンやメニューなどインタラクションによって動くもの全般を設計していると言っていい。そのため、デザインに関する知識も必要となってくる。

そして、これらのエンジニア領域を統括しているのが「テクニカルディレクター」だ。Webサイト制作に必要な技術やシステムの選定、企画から、エンジニアのスタッフィングやマネジメントまでを担当する。プログラマやコーダーは、こうしたエンジニア領域のスタッフの指示に基づいてコーディング作業を行っている。

#02 何をする人?デジタル系の肩書き一覧

同じ「デザイナー」や「ライター」でも広告と意味が異なる

次に、デザイン系の肩書きを見ていこう。Webデザインには、大きく分けて体験(UX)のデザインと画面上(UI)のデザインがある。「UXデザイナー」は、"体験"のデザインという通り、ユーザーの行動を調査・分析し、利用したときに快適で満足感を与えるワイヤーフレームの決定、実制作の前段階で実装したプロトタイプの制作、デザインのルールをまとめたスタイルガイドの作成などを行う。ここには顧客体験の設計を行う「エクスペリエンスデザイナー」が関わることも多い。

ユーザーがWebサイトを訪れて、最短で快適に目的を達成できるようにするような動作システムのデザイン、企画に協力する。

「UIデザイナー」は、ユーザーと機器の接点となる部分(インターフェイス)のデザイン、ボタンやメニューの操作部のデザイン、カラーリングなどを行う職種。フロントエンドエンジニアと領域が重複するため兼務することも多く、ローンチ後はユーザー会員数・登録数など、数字の指標を確認しながら、UI・デザイン改善を繰り返していく役割を担う。一般的に「Webデザイナー」と定義される肩書きはこの両方を期待されることが多いが、本来はこの2つの職種は兼務することは難しいという。

次にマーケティング系の肩書き。「Webマーケター」は、現状のアクセス解析や、そこから …

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