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未来の社会を共創 企業とクリエイター「事業」との向き合い方

ゴム人工筋肉のテクノロジーでつくった「無目的室」

ブリヂストンの社内ベンチャーであるブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズとクリエイター集団Konelは2024年、ゴム人工筋肉を活用した柔らかいロボット「Morph」を共同開発した。「Morph inn」という体験に昇華したうえで、さらに事業化を進めている。

テクノロジーと社会をどう結び付けるか

ブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズは、タイヤやホースの開発・生産におけるノウハウをベースにしたゴム人工筋肉を活用し、さまざまなパートナーと「ヒトとロボットの協働する柔らかな未来の実現」を目指した多様な取り組みを推進している。そのうちの一手として、クリエイター集団Konelと共同開発をしたのが「Morph」だ。自然界や動物の動きをセンシングしたデータをインストールしたやわらかいロボットで、生物の胎動や呼吸、潮の満ち引きなどを感じさせるような有機的な動きをする。

Konelプロジェクトデザイナーの出村光世さんは、プロジェクトについて次のように振り返る。「当初ブリヂストンからは、具体的な事業のお話ということでなく、この人工筋肉で何かできないか?という広いご相談をいただきました。技術を価値化するさまざまな手を模索されていたようです。その際に触ってみて感じたのは、『この人工筋肉をたくさん並べて寝てみたらどうなるんだろう?』ということ。何か面白いことができそうだと直感的に思いました」。

Konelでは、クリエイターの視点でテクノロジーを分析し、商品化や事業化など活用の可能性を提案する“イノベーションメディア”として「知財図鑑」を運営している。テクノロジーを社会的なイシューにどう結び付けるか――そう模索してきた経験が、今回も役立つのではと考えた。「まずは遊び倒してこの技術を本質的に理解したうえで可能性を考...

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未来の社会を共創 企業とクリエイター「事業」との向き合い方

企業や団体が新たに取り組む事業やプロジェクトにクリエイターが参画する際、一体どのように課題を抽出しているのか――。一方的な提案ではなく、事業主とクリエイターが良きパートナーとして傾聴と対話を重ね「共創」を進めていくスタイルが広がっている今。そのプロセスはやがて、未来の社会の創造につながっていきます。春には大阪・関西万博が開催され、未来に向けたクリエイティブな提案がますます盛んになりそうな2025年。今回は実際にローンチされた事業やプロジェクトの実例について、課題発見から実現までの流れを追っていきます。

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