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越境クリエイターの働き方

身を置く場所を変えながら 目標に近づいていく

宅配クリーニングサービス「リネット」を運営するホワイトプラスで、ブランドディレクターとして活躍する中島規之さん。これまで5社でキャリアを積みながら、「生活者の日々の暮らしが変わるようなプロダクトづくり」という目標に向かって進んできた。

中島規之(なかじま・のりゆき)
Webエンジニア、ディレクターとして6年ほどクリエイティブ業務に従事、BtoCサービスやECサイト、多数のアパレルブランドサイトの立ち上げを担当。IBJで上場、ビルコムで新規事業責任者を経て、2014年よりホワイトプラスへジョイン。現在ウンログCMOを兼任している。

手痛い失敗をしてスキルだけでは足りないと気づいた

昨年会員数が25万人を突破した、業界初のネット完結型宅配クリーニング「リネット」。運営企業であるホワイトプラスのブランドディレクター 中島規之さんはこれまでに5つの業態の異なる会社・職種を越境しながら現在に至っている。

新卒で入ったシステムインテグレーターでは、Webエンジニアとして新規サイト立ち上げなどに携わった。3年後にデザイン事務所に転職。ディレクターとして、アパレルブランドのWebサイトの仕事を中心に企画・デザイン・システム全般をワンストップで担当した。

「社会に出た2003年頃は、Google上場やAppleのiTunesの成功が報じられ、日本でも堀江貴文さんが注目を浴びるなど、ITテクノロジーが時代を切り開いていました。それを見て、自分も人々の暮らしが変わるサービスをつくりたいと夢を持ったのですが、実際に就職してみると、ただのエンジニアでは何もできないことがわかった。そこで少しでも仕事の上流に行こうと考えていました」。

デザイン事務所の次は、婚活サービスを行う事業会社へ。デザイン、システムの両面から企画ができるクリエイティブディレクターとして、自社サイトなどのコミュニケーションツールをクリエイティブ面から改善提案、事業の成長につなげた。ボードメンバーとして上場まで経験したところで、今度こそ事業を丸ごと責任を持って経営しようと、ちょうど新規事業の責任者を募集していた企業に転籍した。そして4社目となるこの企業で、中島さんはキャリアの転機とも言える大きな失敗を経験する。

「立ち上げた事業が相当な損失を出してしまって。その分、別の事業を伸ばしたり事業売却をして、何とか巻き返したんですが…。その頃にホワイトプラス社長の井下孝之のセミナーを聞く機会があって、僕が失敗した理由に気づかされたんです」。社長の話によると、ホワイトプラスはサービスを立ち上げた2009年からブレイクスルーを果たす2013年10月まで、黒字化はしたものの事業は"低空飛行"状態が続いていたという …

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越境クリエイターの働き方

「人生100年時代」と言われる中で、いくつになっても学び直し、新しいことにチャレンジしようという機運が高まっている。広告界に目を向ければ、身を置く場所を変えながら新しいスキルを獲得したり、異分野の経験を新たな分野に持ち込んで挑戦を続けるクリエイターの活躍が目立つ。同時に、クリエイティブ組織のあり方も変わってきた。エージェンシーやプロダクションといった従来の役割や形式にとらわれず、多様性あるメンバーが集まり、新しい役割で柔軟にクライアントをサポートしようとする会社や組織が増えている。本特集では、職種、業種の壁から国や人種まで、さまざまな境目を軽やかに超えながら活躍の場を広げる個人や組織にスポットを当て、多様な形の“越境”スタイルを紹介していく。

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