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新時代「令和」に生きる ブランドの新しいかたち

創立50年目のチャレンジから生まれた 新しいブランドアイデンティティ

2019年に創立50周年を迎えた東京ヴェルディはリブランディングを図り、今年1月に新しいロゴデザインと新ユニフォームを発表。そして、総合型クラブとしてブランドビジネスを進めていくことを宣言した。

AFTER

BEFORE

ⒸTOKYO VERDY

総合クラブ化を目指しリブランディング

東京ヴェルディ(以下 ヴェルディ)は、プロサッカークラブを目指して設立された日本初のクラブチームで、かつてのJ1のチャンピオンでもある。しかし、クラブの歴史は波乱続きで、親会社の撤退など、一時は経営難に陥った。そんなヴェルディの経営を2010年に引き継いだのが、羽生英之社長だ。

「ヴェルディというチームは、Jリーグのどのクラブよりも華がある。世界から注目されているブランドでもあったので、日本のサッカー界からそのチームを無くしてはいけないという思いで経営を引き継ぎました。そのとき、友人たちから、当時のクラブ名"東京ヴェルディ1969"の1969を取るべきだと言われました。伝統あるクラブですから、当時は私の一存では決められないと思ったものの、いつかどこかで変えなければ、という思いがずっとありました」。

それから8年経ち、50周年を翌年に迎えるタイミングで、羽生社長はヴェルディを新たな形に変えていくことを決意した。

ヴェルディがリブランディングにあたり、パートナーとして選んだのはアマダナスポーツエンタテインメントだ。家電ブランド『アマダナ』を立ち上げた熊本浩志さんが代表を務めるスポーツビジネスに特化したデザインファームである。当時、熊本さん自身が軟式野球チーム「東京バンバータ」のGM兼監督を務めており、クラブチームについて精通していたこと。そして、そのブランディングに注目していたことから依頼をしたという。

羽生社長がリブランディングで望んだのは、単純にエンブレムを変えるということだけではなく、長年思い続けていた総合クラブ化を実現することでもあった。それを受けた熊本さんはヴェルディの現状を分析し、これから進むべき方向を模索した …

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新時代「令和」に生きる ブランドの新しいかたち

時代や社会の流れの中で、企業やブランドがそのあり方を問われている昨今。さまざまな背景や事情からリブランディングし、新たなかたちでスタートを切る企業やブランドが出てきている。これまで培ってきたものを生かして新たなかたちを築き上げるブランドがある一方で、これまで培ってきたものを潔く捨てて、ゼロに近い状態から立ち上げているブランドもある。一つとして同じやり方ではできないのが、リブランディングだ。

本特集では、さまざまな背景から、リブランディグに取り組んだ6つの事例を紹介。それぞれの考え方とクリエイティブの進め方を見ていきたい。

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