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カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART2

公開日:2019年8月01日

各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。

エンターテインメント・ライオンズ・フォー・ミュージック部門
Grand Prix

運動を起こすきっかけをつくったショートフィルム

    ブラジル
    BACO EXU DO BLUES「BLUESMAN」
    (AKQA, São Paulo)



ブラジルでは、人種差別が日常化している。そこで、アーティストのBaco Exu do Bluesはセカンドアルバム「BLUSEMAN」のローンチの際に、歌のためではなく、運動を起こすきっかけになるようなものとして8分のショートフィルムを制作。これは人種差別に対する観客の先入観や価値観を試すものとなり、議論を巻き起こした。

クリエイティブ・イーコマース部門
Grand Prix

購入した製品やサービスの二酸化炭素排出量で利用制限がかかるクレジットカード

    スウェーデン
    DOCONOMY「DO BLACK - THE CARBON LIMIT CREDIT CARD」
    (RBK COMMUNICATION, Stockholm)



スウェーデンフィンテック企業DOCONOMYが二酸化炭素排出量によって利用制限がかかるクレジットカード"Do Black"を開発。購入した製品やサービス毎に二酸化炭素排出量を自動計算し、排出量状況を表示してくれる。まだ試験的なプロジェクトではあるが、今夏にリリースされる予定だ …

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この記事が含まれる特集

時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ

世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。

その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。

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