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スポーツはすべての人が共通の感情を抱ける

公開日:2019年8月08日

  • 槙 英俊(エンターテインメント・フォー・スポーツ審査委員、電通)

HEROES OF TODAY PLATFORM(IBERIA, CORREOS, TELEPIZZA, LALIGA, 11811, BAVIERA)「Heroes of Today」1936年のベルリンで開催されたオリンピックに出場したアフリカ系アメリカ人アスリートを描いた。


スポーツは人生の小宇宙

新たに設立されたエンターテインメント・フォー・スポーツは、スポーツを題材にした広告コミュニケーション全般を取り扱う部門です。審査にあたってスティーブ・スタウト審査委員長が掲げたのが、「Sports is microcosm of life(スポーツは人生の小宇宙)」。スポーツはアスリートだけではなく、見る人にもさまざまなドラマを生み出すので、そのことが表現されている点を大事にしたいと確認がありました。

僕自身は「スポーツは共感を生みやすいグローバルなプラットフォームである」ことと、「アスリートの極限のパフォーマンスが感動を呼び、人々の心のハードルを下げる」ことの、2つの特性があると考えていて、作品の温度を高めにすることが重要だと考えています。

初代グランプリとなったNIKE「DREAM CRAZY」は、コリン・キャパニック選手を起用し、クレイジー=無謀な挑戦で常識を覆してきた有名・無名なアスリートたちを次々と紹介。「Believe in something, even if it means sacrificing everything.(信じた道を進め、たとえ全てを失ったとしても)」と、挑戦するすべての人々を鼓舞します。

Just Do It 30周年に企画され、NFLのシーズン開幕に合わせて始められたキャンペーンは...

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時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ

世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。

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