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カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART1

公開日:2019年8月01日

各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。

フィルム・クラフト部門 フィルム部門
Grand Prix

新聞記者の姿を通して、真実に価値があることを伝える

    アメリカ
    THE NEW YORK TIMES「THE TRUTH IS WORTH IT:RESOLVE、RIGOR、COURAGE、PERSEVERANCE、FEARLESSNESS」
    (DROGA5, New York FINAL CUT, New York)



フェイクニュースが社会問題になる現代、ニューヨークタイムズ紙が真実を追い続ける記者たちの姿を描いたオンライン動画シリーズ「The Truth Is Worth It」。記者の危険を顧みない冒険力、勇気、忍耐力そして決断力に光を当てる。その質の高いジャーナリズムがいかに人々の理解を深めることを助けているかを伝えている。

このシリーズは、真実を報道するには、資源と時間と献身が必要なこととニューヨークタイムズを購読する読者が欠かせないことを伝えることを目的とした「The Truth Is Hard」キャンペーンの一環。また「The Truth Is Worth It」シリーズの動画は既に累計700万回再生を突破している。

ダイレクト部門 モバイル部門 チタニウム部門
Grand Prix

競合店で割引クーポンがもらえるキャンペーン

    アメリカ
    BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」
    (FCB NEW YORK)



アメリカのバーガーキングが公式アプリ上で、人気商品のワッパーを1セントで買えるクーポンを配布した。ただしそれが受け取れるのは、マクドナルドの半径600フィート内(約180メートル)だけ。全米に1万4000店舗以上あるマクドナルドを活用したキャンペーンは成功をおさめ、アプリのダウンロード数は9日間で150万を超えた …

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この記事が含まれる特集

時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ

世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。

その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。

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