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コピーライターが選ぶ「すごい」ネーミング

公開日:2025年3月27日

  • 小藥 元

コピーライターがうらやむほどの「すごい」ネーミングとは?大ヒット商品「まるでこたつソックス」(岡本)や、「ジェリコ」(コメダ珈琲店)、「THREEPPY」(大創産業)など市場をつくるネーミングを手がけてきたコピーライターの小藥元さんが解説する。

20年経っても古びないワケは?

2005年に博報堂に入社したのだが、ちょうどその年に生まれたのがYouTubeだ。まず、「新しいテレビ」とも「メディア」とも言っていないのがすごい。明らかにいま、マスメディアになったというのに。提案でありがちな「NEW TV」だったら特に愛されもせず、今頃とっくに改名のリブランディングをしていたはずだろう。「You」と「Tube」この2ワードからしかできていないのに、単語を料理するのではなく、むしろ生で置くからこそ生まれるその表現感覚。ブラウン管時代の「Tube」という古めかしい言葉。ハードで終わらずに、逆に繋がることをイメージさせることに成功している。

そしてそれは自宅のテレビを繋ぐ電波ではなく、あなたとその画面を繋ぐもの。つまりあなたが配信していい時代。生んでいい自由の到来も意味している。「YOUR」「OUR」なんか選ぶはずもなく、「You」と置いたセンスに恐れ入る。その後、「iPhone」(2007年)が...

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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

商品のコモディティ化が進み、SNSなどネット上を中心とした購買行動が定着している現在。プロダクトの「顔」となる商品のネーミングは、店頭のみが購買起点となっていた時代とは役割が大きく異なっている。生活者に愛されるキャッチーさを内包することはもとより、その先の「欲しい」「買いたい」といった態度変容を喚起する"行動のデザイン"が求められているともいえるだろう。さらには多くの人が当たり前だと思っていた従来の慣習などを変えるようなコミュニケーション設計においても、そのネーミングが起点となることが多い。今回は話題の商品やプロジェクトを例に、クリエイターの視点から人を動かすネーミング、行動デザインを探る。

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