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地元の魅力は自分たちの手でつくる クリエイターと地域の新しい関係

鎌倉に拠点を持つ企業が共同で使える社員食堂

4月16日に鎌倉駅より徒歩1分の好立地にオープンした「まちの社員食堂」。鎌倉に拠点を持つ企業・団体27社が手を取り合って鎌倉で働く人のために作った、共有の社員食堂だ。

地元の31のお店のメニューが週替わりで提供される。朝・昼・夜の3食営業。

会社や組織の垣根を超えて地元で働く人が集まる場

「まちの社員食堂」に参画するのは、運営会社であるカヤックのほか、鎌倉R不動産などの地元企業から、大和証券や野村證券など大手企業の鎌倉支店、さらには鎌倉市役所、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所も含む27の企業・団体。社員数に応じて月額の会費を払い、社員の福利厚生として利用する。会員企業の従業員に加え、鎌倉市内在勤者も利用できる。

朝・昼・晩の3食利用でき、地元の31のお店がメニューを週替わりで担当し、バラエティ豊かな食事を提供している。中にはミシュランで星を獲得したレストランもあり、通常観光客で混み合ってなかなか入れない名店の味を味わえるのも嬉しい点だ。

「運営の思想に『環境資本や社会資本を増やす』ということが入っているので、1社でなく色々な地元の会社と一緒に運営し、つながりを増やす仕組みにしています。地元のレストランに食事を提供してもらったり、地元の農家の食材を使っているのも、同じ考え方からです。福利厚生の延長とだけ捉えれば、社員食堂専門の会社に外注したほうがよほど合理的ですが、地産地消を促進したいし、地元の企業も応援できるし、それによってお互いハッピーになりたいから、あえて手数のかかるやり方を選択しています」(柳澤さん)。

会員社として名を連ねる1社、Huber.(ハバー)は、3年前に鎌倉で創業したシェアリングエコノミー企業だ。鎌倉をはじめ全国の地域で、訪日外国人向けガイドマッチングサービスを行っている。カマコンに参加したことがきっかけで、社員食堂にも参画することになった …

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地元の魅力は自分たちの手でつくる クリエイターと地域の新しい関係

自分たちの住む街をもっと面白い場所、魅力ある場所にしていきたい。ここで生活し、働く人たちを元気にし、地域の企業を盛り上げていきたい。そんな思いで、地元に新たなイベントや場を立ち上げるクリエイターの活動が全国各地に生まれている。地元のクリエイターのコミュニティから生まれた自主企画であったり、自治体や地元の企業のコラボレーションであったり。いずれも、依頼されて始まるのではなく、自分たちの街をよりよい場所にしていくための自主的な活動として始まり、地域のステークホルダーを巻き込んで成長しているのが特徴だ。この特集では、こうした全国各地のプロジェクトの事例を通じて、地域とクリエイターの新しい関係を描き出す。

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