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物語の力で共感を呼ぶ 企業のブランデッドコンテンツ活用

「小さな幸せ」を映像化しミッションを語る

CCCマーケティンググループが2019年に掲げたグループミッション「UNIQUE DATA,SMALL HAPPY.」。それから3年経った2022年、ミッションをより浸透させるためにブランドムービーが制作された。

ブランドムービー「あなたは、それを幸せと呼んだ。」フルバージョンより。

ミッションをより浸透させるフェーズへ

干したての布団、よそんちのカレー、鉛筆の匂い、夕日。身の回りにある“小さな幸せ”を交互に挙げながら高台へと続く坂道を歩く、家出をした姪と叔母。「これがわかんないやつがいるんだよなぁ~」。赤く染まった空を指差し、叔母がつぶやく。CCCマーケティンググループのミッション「UNIQUE DATA,SMALL HAPPY.」を体現したブランドムービー「あなたは、それを幸せと呼んだ。」のワンシーンだ。

ミッションを制定したのは2019年。その経緯をCCCマーケティングの取締役 尾瀬明寛さんはこう振り返る。「当グループのTポイント事業は2003年に始まり順調に業績を伸ばしてきましたが、近年では他にもポイント事業会社が台頭。19年は我々の存在意義を見つめ直したタイミングでした。考えてみるとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はTSUTAYAが原点で、地域や人々との接点が強い会社。その中で大量のデータをお預かりしている当社の価値は、データを活用して人々の日々の幸せに貢献することだと考えたんです」。

具体的に、CCCマーケティンググループが思い描く世界は次のようなものだ。人々の毎日の暮らしから蓄積された多様なデータを独自に分析し、アプリやユーザーサービスなど最適な形にして提供するプラットフォームをつくる。それを企業や自治体が活用し、世の中をウェルビーイングが満たしていく。「ミッションの制定から約3年、それを実現した事例(ファクト)が集まってきて、より具体的に発信できるフェーズに入ったと感じました。そこで以前からお付き合いのある高崎(卓馬)さんに、映像を制作したいと相談したんです」と、同社コミュニケーション戦略室 外薗卓也さんは話す。

CCCは叔父さん/叔母さんのような存在

話を聞いた高崎さん(電通グループ グロースオフィサー/クリエーティブディレクター)が重視したのは、ミッションのうち「SMALL HAPPY」だった。

「小さな幸せという価値観が今の時代にとてもしっくりくると思ったんです。誰かと競い合うことで自分の価値をつくる時代から、自分のなかに既にあるものを発見することで価値を感じる時代へ。そういう時代の変化を日頃感じていたのでそれを映像化することができると、嬉しくなりました。時代の価値観がCCCの言葉に追いついてきたということなんでしょう。SMALL HAPPYとは何か、を描くことが...

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物語の力で共感を呼ぶ 企業のブランデッドコンテンツ活用

企業が映像と物語を通じて表現する「ブランデッドコンテンツ」。2000年代以降、その手法が国内外で注目を集める中で、位置付けや表現も多様化しています。従来の広告とも異なる世界観で企業の意志を伝えるにあたり、クリエイターに求められている役割とは。実例を交えつつ、企画制作のポイントを考えていきます。あわせて、経済産業省が実施するブランデッドコンテンツ制作への補助金制度についても解説。最大1000万円の支援があることから、企業規模などを問わず制作のチャンスが広がっています。

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