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紙製チューブも開発 ロレアル最新のサステナブルな取り組み

公開日:2020年3月05日

化粧品業界でも拍車がかかるパッケージの見直しや改良。ここでは、ロレアルグループと日本ロレアルが有するブランドの最新の取り組みを紹介する。

ロレアルグループが発表した紙製チューブ。

グローバルでは紙製チューブを開発

フランスの化粧品会社 ロレアルグループは2019年10月、化粧品パッケージ会社アルベアと協業し、紙素材の化粧品チューブを開発した。ボール紙をベースとした化粧品チューブは世界初。これまでプラスチックでつくられていたパッケージ製チューブの大部分を、FSC森林認証を受けた紙の繊維を用いた素材で代替している。

ロレアルグループでは試験期間を経て、年内にはパッケージの製造開始、商品への導入を予定している。同社のパッケージング&ディベロプメント バイスプレジデントのフィリップ テューヴェンさんは、「最初の市場展開はスキンケア製品を予定しており、2020年下半期に発売する見通しです。加えて、年内をめどに使用する容器すべての環境や社会への影響を改善します。今回発表したソリューションは、当社グループの容器戦略の重要な柱となります」とコメント。現状国内での導入は未定としている。

10月11日には、デンマークの紙製ボトルの会社Pabocoが主催する「ペーパーボトルコミュニティ」にロレアルグループが参画したことが発表された。同コミュニティにはコカ・コーラ社やカールスバーググループ、アブソルート社などを含む9社が参画する。Pabocoは「よりサステナブルな毎日のためにムーブメントを起こし、伝統的なボトル産業を変える」ことを目的に、業界の垣根を越えて紙製パッケージの実用化に向けて協業していくとしている …

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この記事が含まれる特集

SDGs時代の新しいパッケージのかたち

紙ストローの採用、プラスチック製ショッピングバッグやツール類の廃止、名刺をFSC森林認証紙への切り替えるといったニュースを、この1年くらいの間によく耳にするようになりました。多くの企業がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で設けられた各ゴールに向けて取り組むようになり、さまざまな施策が始まっています。その中で「脱プラスチック」「フードロス」「リサイクル」「リユース」といった点から、素材を切り替える、リサイクル・リユースしやすいかたちにするなど考えていかなくてはいけないのがパッケージです。

ブランドや商品の顔であり、人々が手にするきっかけをつくるものでもあるパッケージ。こうした流れの中で、エコな素材とデザインのバランスをどう考えていくべきか。また、いま日本の企業はどのような考えで、どこまで進めているのか。本特集では、現段階でこうした取り組みを進めるブランドや企業に話を聞きました。

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