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世界を舞台に活躍するクリエイターの新しい働き方

タイを拠点に東南アジア一帯の仕事に参画

  • 生駒健太(博報堂アジア・パシフィック)

昨年から博報堂アジア・パシフィックにて、東南アジアエリア唯一の日本人クリエイティブとして活躍する生駒健太さん。そのキャリアと現在の仕事について話を聞いた。

プロジェクトのためにタイ人スタッフと共に結成したチーム。生駒さん以外は現地スタッフで、左からデザイナー、アートディレクター、生駒さん、アシスタントクリエイティブディレクター兼コピーライター。

海外の仕事に嫉妬して、考え方が変わった

2003年に博報堂に入社した生駒健太さんが海外の仕事を意識しはじめたきっかけは、入社6年目で参加したカンヌライオンズだったという。当時、プロモーションのプランニングをする部署に所属していたが、カンヌで触れた仕事と自分がやっていたことの差に愕然とした。その後、クリエイティブへの職転試験を受け、コピーライターになった。「どうすれば、世界のレベルに近づけるのか。自分もそうした環境に身を置きたいと思い、社内の環境を変え、積極的に海外広告賞にも出品することで、我彼の差を測るようになりました」。

その後は自ら志願して、TBWA\HAKUHODOに出向。海外クライアントの仕事や世界規模のTBWAグループに根づくメソッドに触れた。同社はTBWAネットワークの海外拠点への留学制度があり、その活用も頭にあったと生駒さんは言う。

「希望を出し続けていたのですが、2年間の出向期間中には叶いませんでした。しかし、その後幸運にも会社の海外研修制度を使ってタイに拠点があるSPA博報堂へ3カ月の短期勤務の話をいただきました。それが縁となり、昨年から、同じくタイで東南アジアの博報堂グループのハブとして機能する博報堂アジア・パシフィックに駐在することになったんです」。

東南アジアで、統合型マーケティング・コミュニケーション(IMC)やデジタル領域のクリエイティブ提案力を強化することをミッションに赴任が決まった。

東南アジア各国のスタッフとの共闘の日々

博報堂アジア・パシフィックは、東南アジア圏一帯に拠点を構えるグループのサポートを主に担当している。案件ごとに各拠点から要請を受け、都度チームに参画する形で仕事が進む。「いまはリージョナルクリエイティブディレクターという肩書で、現地のスタッフとチームを組んで、アイデアづくりやプレゼンを一緒にしています」 …

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世界を舞台に活躍するクリエイターの新しい働き方

ビジネスにおいても、コミュニケーションにおいても、日本と世界の境界線はなくなりつつある。クリエイティブの仕事にあっても、日本と世界を自由に行き来しながら仕事をすることや、日本にいながら世界のさまざまなクライアントと仕事をする働き方は、もう遠い未来の話ではなくなっている。日本の中だけに閉じこもらず、世界のクライアントと積極的に仕事をしたいと思った時、そこには一体どんな選択肢やスタイルがあるのか。本特集では、先んじてこうした新しい働き方を考え、実践しているクリエイターたちに取材。さまざまな「海外の仕事」のあり方を紹介していく。

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