Dentsu Lab Tokyoは英国のプロデューサー、アーティストとして知られるブライアン・イーノをゲストに迎えたセミナーを開催。電通CDC山本浩一さん、Dentsu Lab Tokyo木田東吾さんが登壇し、新曲『The Ship』におけるプロジェクトを発表し、その制作背景とプロセスを解き明かした。

セミナーの様子

現地に集まった制作スタッフ
従来のMVとは違うことがしたい
『The Ship』は、イーノがタイタニックの物語から発想した、21分に及ぶ長い楽曲。制作されたMVは、『The Ship』の曲に合わせて映像が、ディープラーニング(深層学習)によって自動生成される。「従来のミュージックビデオは退屈。だから、それとは違うことがしたかった。そしてAIを使いたかったのでDentsu Lab Tokyoに依頼をしたんだ。なぜなら、彼らはこの分野で一番優れているからね」。
依頼時に渡されたのは、楽曲のコンセプトなどが記載されたブリーフィングシート。映像についての具体的な要望は記されていなかったが、当初からDentsu Lab Tokyo 菅野さんの頭の中に ...