【催事・パビリオンに関わったクリエイターの提言】
多様なジャンルの人々が、境界を越え、共創の力で形にした大阪・関西万博。その舞台裏で催事やパビリオンに関わり、構想を形にしていったクリエイターたちは、制作過程でどんな葛藤があり、どんな未来を見据えているのか。8組の視点で振り返ってもらった。

田中直基(たなか・なおき)
言葉、デザイン、テクノロジーを自由に組み合わせ、新しい表現や体験を探究する。TOKYO2020パラリンピック開会式や、インクルーシブとクリエイティブを融合した「ALL PLAYERS WELCOME」など国内外で活躍。エンターテインメントの国際的アワード TEA Catalyst Award を日本人で初めて受賞。Forbes「世界を救う希望NEXT100」選出。2025年のカンヌライオンズではデジタルクラフト部門の審査委員長も務める。
関わったプロジェクト/
水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」

海に面した「ウォータープラザ」エリアで万博期間中毎晩2回開催される「アオと夜の虹のパレード」。
「世界で他にないショー」への挑戦
水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」(協賛:サントリーホールディングス、ダイキン工業)において、コンセプトや原案、脚本、企画、演出などを手がけました。「大阪万博における水上ショーの協賛を検討している。このクリエイティブを担当してほしい」。東京2020パラリンピック開会式の仕事を終え...