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「食」の老舗企業の挑戦 ブランド開発とクリエイティブ

練り物メーカーの新境地拓いた「宮殿風」店舗

練り製品メーカーのカネテツデリカフーズは、女性向け練り物専門ショップ「ネルサイユ宮殿」を2015年末にJR新大阪駅構内にオープンした(現在は本社敷地内に移転)。練り製品メーカーの新境地を拓く宮殿風店舗は、どのように生まれたのか。

JR新大阪駅構内に出店していた「ネルサイユ宮殿」店舗。仮想の「ネルサイユ時代」をモチーフにした店内装飾。

90周年の記念事業として若い女性にアプローチ

同店で扱うのは、一見シリアルバーのような練り物バー「王妃のひとつまみ」やちくわ製のチップス「マリーのパリパリ」など、練り物を使った"高貴でユニーク"なファストフード。店内は赤絨毯や大理石など、ヨーロッパの貴族の生活をイメージさせる店内装飾が施され、店員の制服は貴族風に徹底されている。

運営するカネテツデリカフーズは、「ほぼカニ」「ほぼエビフライ」など独自性のある商品で、これまでも話題を生んできた神戸の練り製品メーカーだ。JR新大阪駅の「エキマルシェ」への出店を打診されたのを機に、働く女性をターゲットにしたコンセプトショップとして、商品開発含め一から行ったのが「ネルサイユ宮殿」である …

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「食」の老舗企業の挑戦 ブランド開発とクリエイティブ

創業100年、200年と続く老舗企業が多数存在する日本は、世界一の「老舗大国」と言われる。その中で、近年、日本酒や日本茶メーカー、和菓子屋、乾物店など、「食」の老舗企業の新たな動きが目立つ。社長の代替わりなどを機に、新世代の経営者とクリエイターがタッグを組み、企業のリブランディングや新ブランドの開発に取り組むようになっている。本特集では、老舗企業がクリエイターと進めるこうしたブランド開発プロジェクトを紹介。老舗ブランドの課題をどう捉え、今の時代にふさわしいクリエイティブを導いていったのか、事例を通じてひもとく。

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