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企業ブランドを体感 新たな空間体験の演出とつくり方

SDGsへの参加者を増やすプラットフォーム

伊藤忠商事が、「SDGsをさまざまな角度から切り取った情報発信・体験の場」として2021年4月から運営している「ITOCHU SDGs STUDIO」。生活者一人ひとりが自分なりの「SDGs」との関わり方に出会える場だ。

「ITOCHU SDGs STUDIO」のラジオステーション。

SDGsに通ずる「三方よし」の理念

伊藤忠商事は、2021年に発表した23年までの中期経営計画の基本方針のひとつとして、「『SDGs』への貢献・取り組み強化」を掲げている。その実践として21年4月、東京都港区の本社敷地内に、展示スペース・ラジオステーションから成る「ITOCHU SDGs STUDIO」を設けた。展示スペースではSDGsに関わる企画展示をするほか、関連活動をしている団体への場所の無償提供もしている。ラジオステーションではSHELLYがナビゲートする伊藤忠商事の冠番組『ITOCHU DEAR LIFE,DEAR FUTURE』(J-WAVE)の収録や、オンラインセミナーの配信などを行う。

「当社が企業理念に掲げる『三方よし』(売り手よし・買い手よし・世間よし)はSDGsの理念にも通じるものです。全てのステークホルダーに貢献する『三方よし資本主義』の考えのもと、当社の各部署がビジネスを通してSDGs実現を推進していますが、SDGsのゴールは壮大なものであり、1社だけで達成できるものではありません。そのため、世の中のあらゆるSDGsに関する取り組みを後押しする場を提供していくことが、持続可能な社会に貢献しうるものと考え、当施設を開設しました」と、同社のCorporate Brand Initiative 菰田有花さんは説明する。

展示スペースでは、開設から22年12月までで、外部の企業や団体の主催もしくは協力を得て、15の企画展示を実施。「SDGsの項目をバランスよく網羅し、難しそうなテーマでも自分ごと化していただきやすい内容にするのを心がけています」と菰田さん。多様なテーマに対応するべく、展示空間は使う人が自由に壁や棚をつくって変えられるインターフェースシステムを利用。設計はスキーマ建築計画の長坂常さんが担当した。

2022年7~9月に展示スペースで開催し、好評を博した「こどもの視展」。

スペースを横断した企画も続々

これまで開催された中で、最も好評だった企画として、「こどもの視展」(2022年7~9月)を挙げる。子どもの当事者視点を探る「こどもの視点ラボ」の協力に...

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コロナ禍を経て、リアルの空間において提供できる体験価値が変わりつつあります。クリエイターとの協働を模索している企業も多く、新たな提案のチャンスも広がっている今。リアルの発信拠点やコンセプトショップ、オフィスなど、企業ブランドを体感できる場づくりの演出・つくり方はどのように変わってきたのでしょうか。オンラインとオフラインのハイブリッドを試行したり、リアルの場に足を運び広く共有したくなる仕掛けを施したりと、各社の実験的な取り組みとともに考えていきます。

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