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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

店頭で衝動を駆り立てる違和感のある商品名

「丸亀シェイクうどん」「丸亀うどーなつ」「丸亀うどん弁当」……最近、丸亀製麺が展開する新商品のネーミングには、どこか引っかかりがある。実際に売上も好調とのことだが、その理由はどこに?“名付け親”のひとりである同社の南雲 克明さんに話を聞いた。

「ワクワク」と「違和感」がポイント

トリドールホールディングスが展開する讃岐うどんの専門店「丸亀製麺」は、「本能が歓ぶ食の感動体験を探求し世界中をワクワクさせ続ける」というミッションを掲げ、外食による“感動”を重視したサービス展開を行ってきた。

同社の執行役員 CMO 兼 KANDOコミュニケーション本部長 兼 丸亀製麺 取締役 マーケティング本部長を務める南雲克明さんは、「自宅でも食べられる食体験であれば、外食としての価値を見い出していただくことは難しい。おいしいだけではなくワクワク感や驚きといった体験価値を提供したいと考えています」と語る。

そんな外食ビジネスにおける消費者への訴求で勝負の分かれ目となるのは、その場で「食べたい」という欲求をいかにくすぐることができるかだ。「CMやSNSでの訴求も重要ですが、結局はいかに店頭での衝動・興奮を駆り立てられるか」だと南雲さん。店頭での比較検討のタイミングはもちろん、…

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「欲しい」をつくるネーミングと行動デザイン

商品のコモディティ化が進み、SNSなどネット上を中心とした購買行動が定着している現在。プロダクトの「顔」となる商品のネーミングは、店頭のみが購買起点となっていた時代とは役割が大きく異なっている。生活者に愛されるキャッチーさを内包することはもとより、その先の「欲しい」「買いたい」といった態度変容を喚起する"行動のデザイン"が求められているともいえるだろう。さらには多くの人が当たり前だと思っていた従来の慣習などを変えるようなコミュニケーション設計においても、そのネーミングが起点となることが多い。今回は話題の商品やプロジェクトを例に、クリエイターの視点から人を動かすネーミング、行動デザインを探る。

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