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注目のU35クリエイター デジタルネイティブの仕事と思考

尾上永晃さんからU35へ「最近、広告どうですか?」

若手広告クリエイターは、いま、何を考えているのだろうか?電通のプランナー 尾上永晃さんが一緒に仕事をしたことのある35歳以下のクリエイター4人を呼んで、企画や広告について、今考えている本音を聞いてみました。

聞く人

尾上永晃
2009年電通入社のプランナー。ドラクエウォーク/アクマのキムラー/宝島など。一度もアンダー◯◯に選ばれたことがないことを逆恨みしており、そういった線引きは果たしてどうなのか?という話をしたが見事にカットされた。しかもU35でもない。

U35のみなさん

近藤雄介
2014年電通入社のコピーライター。日清食品「どん兵衛からラーメン二郎へのラブレター」「どんPay」、森永製菓「フレフレ、部活。母校にinゼリー」のサンシャイン池崎さん「部活応援ムービー」など。応援部の経験から、企画でも学生を応援しがち。

葛原健太
電通 CDC プランナー。デジタル発マス着を狙ったデジタル起点の広告展開が主戦場。主な仕事に「新海誠ヌードル」「#待つ潤」「リポDファイト不発」「#企業クチコミ図書館」。ACC/JAA広告賞/PRアワード受賞他、ヤングカンヌ日本代表など。鯖好き。

河野 智
アートディレクター。尾上さんと違い、U30のクリエイターに与えられるYOUNG GUNS 16受賞。そのほかD&AD/NYADC/ONE SHOW/ADFEST/Cannes Lionsなど受賞。運がいい。

秋山玄樹
2018年電通入社。美大出身の駆け出しプランナー。3浪しているので、U35をこえる日も意外と近い。立ち位置模索中です。

企画はしぼる?数を打つ?

尾上:今日はコピーライター兼プランナーの近藤雄介と、同じくコピーライター兼プランナーで僕がかつてトレーニーを務めていた葛原健太、一緒に仕事をしたADの河野智と、いまトレーニーを務めている2年目のプランナー秋山玄樹に集まってもらいました。他にも一緒に仕事をしてもらっている後輩はいるのですが、何度か案件一緒にやってて年次が5~6年目というあたりのメンツです。

まずは、企画の案出しについて聞きたいんですが、僕が若手のころは「自分以外全員倒す」みたいなつもりで、机を自分の企画で埋め尽くそうとしたりしていました。今日集まってもらった若手のみんなはどうですか?

秋山:僕は「打ち合わせでとにかく目立つ」という尾上さんの教えを意識しています。誰よりもアイデアを持っていくこと、企画に絵をつけることなど。でも他の打ち合わせに持っていくと、最近は少し面倒くさがられることもあります。「長いな」「多いな」って(笑)。

葛原:働き方改革で打ち合わせも短縮されているからかもね。その分一人の尺も短くなっているから、僕は15案くらいを用意しても、2案ほどに絞って持って行っています。その他の案は、その2案の下に「こんなのもありますよ」って、お品書きのように記載しています。そうすると意外とそっちが盛り上がったりして。

近藤:やっぱり紙にしますよね。投影して一通り発表が終わったあと、「さてどうしようか」と話し合う時に、手元に残しておける。残ってないと、「さっきのなんだっけ?」ってまた戻る手間があったり、そもそも忘れられることもありますね。

河野:僕は企画打ち合わせ自体少ないのですが、3~10枚ほど候補を持っていきます。絵を考える際は資料ベースも多いです。CDは絵について任せてくれる方も多いのですが、自分は絵的な知識はあっても広告的な知識はまだ少ないので、アドバイスをもらえるとありがたいです。

尾上:たしかに、絵についてはあまり言わない人も多いかもしれない。

河野:候補として持って行ったものがスルっと通ってしまって、拍子抜けしてしまうこともあるんです。え、大丈夫?って。

葛原:一回スタッフ内で揉んでほしいですよね(笑)。スっと通ったままローンチされてしまうと怖いので、一度盛り上がっているところを見たいです …

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東京五輪が開催され、新しい年代が始まる2020年。あらゆるシーンで新しいクリエイティブの力が求められる年になりそうです。そんな年の初めとなる今号、ブレーンでは4年ぶりとなる「U35 クリエイター」を特集します。35歳以下のクリエイターによるプロジェクトチームを中心に、そのクリエイティブ観、働き方に対する考え、どこを目指しているのかなどを取材しました。その他、54名のクリエイターたちにもアンケート形式で回答をいただきました。

クライアントの皆さんはもちろんのこと、一緒に働くクリエイターの皆さん、そしてデジタルネイティブとは普段あまり接点のない皆さんにも、ぜひご覧いただき、新しい世代との出会いのきっかけとして、ご活用いただきたいと思います。

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