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海外アワードから読み解く 世界のクリエイティブ

婚姻率の低下にアプローチ、台湾の不動産会社によるWeb動画

新型コロナウイルスの影響で広告関連アワードの中止が相次いだ昨年。本年は、一部の賞では2年分の事例を対象に、審査が行われた。Clio Awards、D&AD、One Show、Cannes Lionsの各賞で注目を集めた10の事例を紹介する。

台湾
Sinyi Realty Corporate Image「In Love We Trust」(Dentsu McgarryBowen Taiwan)

若者の結婚への不安にアプローチする不動産会社によるWeb動画



台湾に初のカンヌライオンズ グランプリをもたらしたのが、不動産会社 Sinyi Realty(信義房屋)による7分強のショートムービー「In Love We Trust」だ。

台湾の不動産市場では、新婚夫婦は主な顧客層のひとつ。しかし同国の離婚率はアジアで最も高く、結婚率を上回っていた。そこで制作されたのが今回の動画だ。

主人公は台湾の戸籍事務所(日本の役所にあたる機関)で出生、死亡、結婚、離婚などの窓口を担当する女性。会うたびに胸に結婚指輪を忍ばせている恋人の気持ちに気付きながらも、なかなか結婚への踏ん切りがつかずにいた。日々仕事の中で結婚にまつわるさまざまな表情に相対し、離婚するカップルも増える中、彼女なりの答えが出せずにいたのだ。しかしある日の就業間際、とあるおじいさんの対応をしたことで、考えを変えていく──。

公開後、7日が経たないうちに動画は400万回以上再生され、台湾国内の40以上のメディアが動画について報道した。

  • Cannes Lions:Grand Prix(Entertainment Lions)

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