SEMINAR DATA | |
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ゼミ名 | 浦野寛子ゼミ |
設立 | 2009年 |
学生数 | 2年生:15名 3年生:16名 4年生:15名 |

立正大学
経営学部
浦野寛子教授
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。同大学院後期博士課程単位取得退学。博士(経営学)。京王電鉄、立正大学経営学部専任講師、准教授を経て2018年より現職。専攻はサービス・マーケティング、消費者行動論。著書に『サービス・マーケティング』(共著、有斐閣)、『1からの消費者行動』(分担執筆、碩学舎)など。
理論と実務の融合「学問」を「楽問」する
東京都品川区にキャンパスを構える立正大学経営学部。学部の教育理念である「心豊かな産業人」の養成に向けて、学生は2年次からゼミナールに所属する。同学部では、「組織メンバーが、それぞれの個性・長所を活かしつつ、協力し合って付加価値を創出する活動」を「共創」と定義しており、「共創力」の育成を最も重視。「共創」の必要性は、所属組織内部で行われる活動にとどまるものではなく、連携等を通じた他企業との「共創」、さらには、より広い社会との「共創」まで、様々な面で広がっているという。
浦野寛子教授のゼミのテーマは、「消費者行動とマーケティング戦略」。消費者に関する理論を、マーケティング戦略に応用する実践的なマーケティングとして、また「共創力」育成の観点から、特に3年次では産学連携活動を積極的に行っている。
産学連携先として、過去には三越伊勢丹、大丸東京店、京王プラザホテル、H.I.S.、ニューバランス等とプロジェクトを行ってきた。2021年から2023年現在までは、アサヒビールとの産学連携を進めている。テーマは、同社の「スマドリ(スマートドリンキング)」の概念を普及していくためのマーケティングプラン。3チームに分かれて街頭調査やインターネット調査を実施し、製品・サービス開発、店舗開発、広告戦略などをビジネスプランとしてまとめ、最終的には、浅草のアサヒビール本社にて、動画やCG等も駆使してプレゼンテーションを行った。

アサヒビールとの産学連携、アサヒビール本社にて、最終プレゼンを終えて。前列2列が立正大学・浦野ゼミメンバー、後列がアサヒビール社員。
浦野教授は、「ゼミ生には、『理論と実務の融合、学問を楽問する』ことを目指してほしいです」と話す。“街を歩いていて、売り方や...