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大学ゼミ訪問

コミュニケーションの受け手を起点に考えるスキルを培う―九州産業大学 五十嵐ゼミ

消費者の本音を捉え 関係を育むコミュニケーション

五十嵐ゼミナールは五十嵐正毅准教授が九州産業大学に着任した2011年に開講された。現在在籍する3年生が5期生のまだ新しいゼミだ。

五十嵐准教授は東京都内の広告会社で約10年、アカウント・プランナーとして広告企画や商品開発、企業ブランド構築などに携わった経歴を持つ。専門分野は広告論、マーケティング・コミュニケーション論、パブリック・リレーションズ論。近年関心を寄せている研究テーマは、広告に対する消費者のリテラシーについてだ。

「広告には、送り手の意図が込められ、演出された表現がある。そのことに消費者は気がついています。消費者は広告が持つ送り手の意図をどのように割り引いてメッセージを受けいれているのか。あるいは、あるサービスをよく利用する消費者はその企業のビジネス意図をも承知した上で、本当に愛着の伴った購買行動をしているのか。コミュニケーション場面でのそのような消費者心理に特に着目した研究を続けています」と五十嵐准教授。企業のコミュニケーション活動は、心理的内実の伴った消費者との関係性を少しずつ育んでいく活動だと考えている。

ゼミ外の視点を得ることで学生を育てる

ゼミのテーマは「広告やマーケティングの場面でのコミュニケーションと消費者心理に関する研究」。3年生は、グループを作り自分たちでテーマを決め、仮説を立てて検証し研究成果を発表する。2年生は3年生の研究発表会や広告・マーケティングの実践的な企画演習に参加しながら、グループ研究を行うための基礎を身につける。

特に大切にしていることはゼミ外の人々との交流だ。今年の夏は長崎純心大学と県立広島大学でゼミの交流会を行い、研究結果の発表と意見交換を行っている。特に長崎純心大学の心理学専攻の学生との交流は、商学部の学生がふだん思い至らないような視点に気づかせられる機会になったという。

この12月には九産大商学部内で毎年開催されているグループ研究発表会と ...

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