加熱する「シンコ・デ・マヨ」マーケティング
メキシコに侵攻したフランス軍との「1862年プエブラの戦い」に勝利した5月5日を記念する「Cinco de Mayo」(シンコ・デ・マヨ、5th of May)。このメキシコの伝統をアメリカに住む子孫に伝えようと、1960年代にカリフォルニアやテキサスなどメキシコ系移民が多い州で祝われるようになった記念日だ。現在では全米で一般的に親しまれる日となっており、この時期に、メキシコにちなんだ製品、企業が大々的なキャンペーンを展開することが定着しつつある。ニールセンの調査によると、シンコ・デ・マヨ関連の支出はヒスパニック系のみで2010年から50%増の1兆5000億ドル(165兆円)にのぼるという。ますます加熱するシンコ・デ・マヨ・マーケティングについてまとめた。