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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

顧客の声で販売再開 初期の終売を乗り越えて歩んだ30周年の歴史

(左)1994(右)2024

2024年9月、発売30周年を迎えた有楽製菓の「ブラックサンダー」。多くの人に愛される「ブラックサンダー」が開発された背景には、1994年当時に主力商品だった「チョコナッツスリー」の存在があった。パフの入った軽い食感であるこの商品と対極の、食べ応えのあるお菓子をつくろうとして生まれたのが、ザクザク食感が特徴的な「ブラックサンダー」だったのだ。

しかし、食感にこだわった結果、価格設定は30円に。当時は子ども向けのお菓子というと10~20円が主流だったこともあり、売れ行きは芳しくなく、1年で終売となってしまった。その一方で、終売を惜しむ声もあった。特に九州では、その傾向が顕著だったという。そこで、当時の専務に営業担当者が掛け合い、再販が決定した。

2004年にはコンビニエンスストアでの取り扱いが始まった。また関西の大学生協を中心に学生からの支持を集め、2006年、当時の人気ブログ『がんばれ、生協の白石さん!』で商品が紹介され、全国的に知名度が向上。さらに2008年、体操選手の内村航平さんが好物として「ブラックサンダー」を紹介したことが、より幅広い層に楽しまれるきっかけとなる。この好機を活かせたのは「営業チームの地道な努力があったから」とマー...

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