
キャンペーンサイトは、背景のコーヒー色に溶け込むような松崎しげるさんのビジュアルを使用。
巨大トリプレッソに松崎さんが落下
味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は、タレントの松崎しげるさんを起用した「〈マキシム〉〈トリプレッソ〉」(以下、トリプレッソ)のキャンペーンを、4月21日から6月30日まで、特設サイトで実施した。
トリプレッソは、「通常のエスプレッソの3倍の密度で抽出した3倍高密エスプレッソを使用している」ことを特徴とするコーヒー。AGFのコーヒー技術へのこだわりとエスプレッソに対する自信を、丹念に整えられた男性の髭に例えたことが由来で、商品パッケージには、トレードマークとしてヒゲのイラストがあしらわれている。2013年にはチルドカップを発売。その後、ファンの拡大を目的に、2014年には900mlペットボトル、今年はインスタントとスティックと、商品カテゴリーを拡充させている。
“3倍は今日一日を楽しくする”を、ブランドコンセプトとし、これまでもデジタルを活用した多彩な販促施策を展開してきた。
今回のキャンペーンの狙いは、カテゴリー拡充の認知拡大と、トリプレッソの差別化ポイントである、“3倍高密エスプレッソ”を使用した、濃厚なカフェラテが楽しめることを伝えること。そこで、「コーヒーのように色が黒い」ことで知られる松崎しげるさんを起用し、楽しみながらブランドの世界観を体感できるキャンペーンを展開しようと考えた。
サイトの目玉コンテンツは、特典つきのゲーム。トリプレッソのプロモーションムービーを撮影中、撮影セットの巨大なトリプレッソの中に誤って落下。コーヒーに溶け込みすぎて見えなくなった松崎さんを探し出すという内容だ。高得点を記録した応募者の中から抽選で333人に、トリプレッソのトライアルセットがプレゼントされる。
「トリプレッソはチルドカップ発のブランドで、若年層顧客が多いのが特徴です。そのため、Webを起点に話題化を図るアプローチが有効だと考えました。“濃厚人間”代表の松崎しげるさんに、トリプレッソの濃厚さを表現してもらいながら、商品カテゴリーの拡充という情報発信も図りました」(家庭用事業部 家庭用第一部 HLCグループ 野田誠氏)。

特設サイトに用意された、画面の奥から浮かび上がる顔をクリックして高得点を目指すゲーム。
話題性喚起を目的に“事件性”でインパクト
効果的に話題化させるために重視したのが「分かりやすさ」と …