QUESTION:
Q.NFTは、実際の商品にも利用できますか?
ANSWER:
POINT 1
NFTに関する報道
今年の7月下旬に、NFTについて、幾つかの興味深いプレスリリースがありました。ポテトチップス、ファイナルファンタジー、BE@RBRICKなど、一般消費者にも馴染みある商品にNFTを利用するというものです。NFTの用途は、これまで、デジタルデータの取引が中心でしたが、上記の各事例は、実際の商品の利用が伴うものです。今回は、実際の商品に関連したNFTに焦点を当てつつ、NFTに関する最近の取組みを取り上げます。
NFT(Non-Fungible Token)は、非代替性トークンなどと訳されます。ブロックチェーン技術に基づく、改ざんが困難で唯一性のあるトークン(証票)で、デジタルデータに希少性を持たせることが可能です。NFTは、①デジタル世界のみで利用されるもの、②実際の商品の利用が伴うものに大別できます。
POINT 2
デジタル×現物
上記①につき、デジタル世界のみでの利用といっても、保有者に対して、(a)Discordなどのチャットへの参加権、(b)NFTの無償配布や優先購入権、(c)音源などの限定データへのアクセス権、(d)メタバースでのイベント参加権など、様々な特典付のものもあります。一方、上記②につき、保有者の特典として、実際の商品が配布されるものもあります。