Since 1965
(左)初代の「青雲」 (右)現行のパッケージ。
日本香堂が「青雲」を発売したのは1965年。高度経済成長の真っ只中だ。
それまでお線香は、荒物屋(日用品店)や仏壇店での対面販売が主流で、店主が出してきた商品をそのまま購入するのが一般的。地域ごとに売れ筋が異なり、全国で普及するお線香は存在していなかったという。
一方この頃、セルフサービス型のチェーンストアが急速に広がり、「消費者が自ら棚から商品を選ぶ時代」へと移り変わり始めていた。そこに目を付けたのが、創業者・小仲正規氏だ。新興のスーパーマーケットを通じて販路を開拓できるのではないかと、店頭で手に取ってもらえる新しいお線香の開発に踏み出したのだ。「弔いのためのもの」という概念を覆し、「今を生きる人を元気づけるもの」としてお線香を再定義。
青い雲を思わせる爽やかな香りに仕上げ、パッケージは、富士山と青い雲をすっきり描いたモダンなデザインとしお線香のイメージを一新。ラジオ・テレビCMも活用し、指名買いされるブランドへと成長させた。当初、関東エリアを主な販路としていた「青雲」が全国区に広がるきっかけとなったのは「青雲 それは 君が見た光」から始まる「青雲のうた」を使ったテレビCM。このCMソングは1981年から変わらず今も使用している。
住環境の変化に...


