Since1950
(左)1950年にオープンした「ファミリア」神戸店。(右)代表アイテムの「デニムバッグ」。写真は2026年の新作。
神戸で誕生した「ファミリア」。創業者は4人の女性たちだ。自ら母として子育てをする中で抱いた「子どもたちのためにより良いものを」という熱意を胸に、店の一角を借りて手づくり品を販売するところからスタート。戦後混乱期の1948年のことだ。今で言う「ママ友が興したベンチャー」に近い。
前身となるベビーショップから発展し、1950年に「ファミリア」を創立。社名は「家族的な」という意味を持つ。
外国語を社名に用いることが珍しかった当時、子どもを通して家族みんなを幸せにしたいという願いを込め、この名が付けられた。創業者たちは、ベビー・子ども服づくりとともに、「ファミリアガイド」と名付けた小冊子を配布するなどして、欧米の先進的な育児法を家庭へ広めることに力を注いだ。
「ファミリア」の代表的なアイテムといえば、アップリケ付きの「デニムバッグ」だ。ピアノのレッスンバッグとして1957年に誕生。上質な素材を用いて丁寧につくられる、その品質の高さが口コミで広まり、神戸の女子高生のサブバッグとして定着した。
創業者たちをモデルとした、NHK連続テレビ小説...


