デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。
「そんな会社知らん」 現場の声を契機に決めたCM出稿
1914年の創業以来、電力量計や受変電設備を手がけてきたエネゲート。設計・製造を担うメーカーであると同時に、電力量計の取替工事や受変電設備の保守点検を行う工事会社としての顔も持つ。近年はエネルギーマネジメントシステムやEV充電用認証・課金システムなど、脱炭素領域にも事業を広げている。
そんな同社は今年、創業から112年を経て、初のテレビCM「計器屋さん」篇の放映を開始した。
これまでの情報発信は、営業部門による展示会の出展や自社サイトの運用、メディアから問い合わせがあった場合の対応が中心。顧客のほとんどが法人であったことから、マスメディアを使った広告宣伝の必要性を感じる場面があまりなかったという。
しかし同社には、生活者と直に接する業務もある。具体的には、関西電力送配電から委託を受けていっている、電気...

