SNSや生成 AIの普及で、ブランドと生活者の関係が「共感・参加」へと変化する中、企業には関係性を築く「ストーリー設計力」が求められています。商品が使われるシーンやブランドが想起される瞬間を自然なストーリーとして発信する企業は、どのような発想で物語を生み出しているのでしょうか。丸亀製麺の江田壮寿氏とTENTIALの横田康平氏に聞きました。
「食の感動体験」を軸に来店動機を生み出す
―商品の使用・喫食シーンを、お客さま視点で開拓されているように思います。どのような考え方で、カテゴリーエントリーポイント(CEP)を設計しているのでしょうか。
江田:トリドールグループは、丸亀製麺を基幹ブランドに、飲食店をグローバルに展開しています。「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに、人の心を起点とする「心的資本経営」を掲げてきました。これは従業員のハピネスが、お客さまの感動と店の繁盛につながり、循環していくという考え方に基づきます。マーケティング活動もこの考えに紐づいており、CEPも「感動体験」がキーワードになります。
丸亀製麺の利用意向につながる「うど...

