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心と身体の健康を考える

自然食ランチ、1カ月間休暇、子連れ出勤可能などウェディング支援CRAZYのユニーク制度の狙いとは?

ビジネスを順調に伸ばしている企業には、社員の働き方や体調管理、成長をサポートする仕組みが整えられている。ウェディング支援のCRAZYの取り組みを紹介する。

CRAZY 代表取締役社長 森山和彦氏

森の中で執り行われる挙式、ふたりの思い出を表現した装飾の披露宴など、完全オーダメイドの結婚式をプロデュースする「クレイジーウェディング」。2012年に山川咲氏と森山和彦氏によって設立されたクレイジーが展開している。同社は、そのユニークな事業だけでなく、働き方においても注目を集める。

昼食は毎日、専属のダイニングチームがつくる自然食ランチを全社員で一緒に食べる。社内にベビーシッターが常駐し、子連れで出勤が可能。さらに年に1度、1カ月間の休暇をとり旅に出ることができる。もちろんビジネスも順調に成長し、2017年の5期目で社員は70人を超え、売上も10億円を超えた。ユニークな制度を導入している狙いは、どこにあるのだろうかー。

自然食ランチを、全社員で食べる(左)。社内に保育用スペースがあり、子連れで出社ができる(右)。

POINT(1)
個人の価値観の変化を察知 経営者はファシリテーター

創業者のひとりであり、代表取締役社長の森山和彦氏は、ユニークな制度の背景として、個人の価値観の変化を挙げる。

「例えば、働き方改革に注目が集まり、残業が規制されるようになっていますが、中には仕事が楽しいため長時間労働をしたいと考える人もいます。もちろん健康を害するほど働くことは問題ですが、そういう人に残業がダメだからと、強制的に働く機会を奪ってしまうと、逆に働くモチベーションを落としてしまいます。もしかしたら、フリーで在宅勤務の契約に変えるなど、自由に働く環境を整えることができるかもしれない。つまり問題なのは、ひとつの価値観を強要することではなく、それぞれの社員の価値観にあった働き方を提示していくことなのです」。

森山氏は、時代の変化に合わせて、企業統治の方法も変わっていくべきだと考える。その一つの解として挙げるのが、「経営者はファシリテーターであるべき」ということだ ...

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広告界は人が資産。人が生み出すアイデア、クリエイティビティこそが最大の商品です。しかしその質は、商品を生み出す「人」の心身の状況で左右されてしまうにも関わらず、広告界はハードな労働環境であるのも事実。そうした環境下で、いかにして心と身体の健康を保ち、よいアウトプットを生み出し続けられるのか。活躍している個人や企業の取り組みを広告界以外からも追い、必要なことは何か考えます。

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